つつましい大衆向けホットハッチから、浮世離れした孤高のハイパーカーまで。今回は自動車の歴史に刻まれた、至高のシフトノブ5選を紹介する。映画の劇中車からボンドカー、果てはル マンレーサーの血を引くポルシェ カレラGTまで、単なる操作部品の枠を超えたエンジニアリングと遊び心の結晶がここにある。

2018年 フォード マスタング ブリット
スティーブ マックイーンの映画(『ブリット』)に登場した劇中車へ敬意を表し、50周年記念モデルには白いキューボール型のシフトノブが採用された。映画の中でこのノブが映るシーンが全くないのは残念な限りだ。なんてこった。

フォルクスワーゲン ゴルフ GTI Mk1
1976年の初代ゴルフ GTIに採用された、ディンプル加工済みのオリジナル「ゴルフボール」は、今なお手のひらを休めるのに最も象徴的な場所である。以来、マニュアル車のGTIには必ずと言っていいほどこの意匠が引き継がれている。

ボンドカーのアストンマーティン DB5
フリップトップ式の蓋に、巨大な赤いボタン。迷惑な同乗者を空の彼方へ葬り去るためにも、すべてのシフトレバーには射出座席のリリースボタンが装備されるべきだ。

ホンダ S2000
この銀色の月のような球体は、業界最高峰のギアボックスに直結している。これに触れれば最後、特に理由もなくギアを変えている自分に気づくはずだ。

ポルシェ カレラ GT
初期のカレラ GTには、ル マン24時間レースを戦った伝説的なレーシングカー「917」へのオマージュとして、ブナ材で作られたシフトノブが装着されていた。エンストをかましてしまった際に、ただ見惚れて現実逃避するのに最適なアイテムだ。
=海外の反応=
「退屈なノブばかり並べたリストだな。ほかに書くネタはないのか」
↑「俺はノブが大好きだぜ」




