最高速度340km/h以上、0-100km/h加速わずか2.4秒。ランボルギーニ史上最もパワフルなルーフレスモデル「フェノメノ ロードスター」が誕生した。レヴエルト譲りのV12エンジンと3基のモーターが驚異の1080psを叩き出す、世界限定15台のスーパーカーの全貌に迫る。
これがランボルギーニ フェノメノ ロードスターだ。厳密に言えば、他の車と同じようにA地点からB地点へ移動するための手段である「自動車」だと表現することもできる。あるいは、ランボルギーニ史上最もパワフルなルーフレスモデルだと表現することもできる。
だが、今はそんな細かい理屈はどうでもいい。世界にわずかに残されたV12エンジンのひとつが生み出す、1,065馬力(1,080ps)もの荒ぶるイタリアンパワーをアル フレスコ(屋外、つまりオープンエア)で浴びせられたら……まあ、そういうことだ。
ご想像の通り、これは昨年発表された「フェノメノ クーペ」のルーフレス版である。つまり、レヴエルト(ランボルギーニのフラッグシップであるV12プラグインハイブリッド車)のカーボンファイバー製モノコックに、6.5リッター自然吸気V12エンジンと3基の電気モーター(フロントに2基、8速デュアルクラッチ ギアボックスの上部に1基)が押し込まれていることを意味する。そしてこれは、あの聞き慣れたお決まりのフレーズを借りるなら……「パゥワァァァー!」を意味するのだ。
そのV12は、ランボルギーニ史上最も芳醇なサウンドを奏でるエンジン(単体で824馬力/835ps)であり、電気モーターと組み合わさることで、なんと1,065馬力という途方もないパワーを叩き出す。0-100km/h加速はクーペと同じくわずか2.4秒で駆け抜け、0-200km/h加速は6.8秒、最高速度は340km/h以上に達する。
だから、こいつをレント(イタリア語で「遅い」)と呼ぶことはできない。そのヴェローチェ(イタリア語で「速い」)な巨体を強引に止めるために、分厚く巨大なカーボンセラミックブレーキが装備され、ボディの挙動を抑え込むためのレーシングショックが備わっている。あ、そうそう、ボディワークの話だが……ランボルギーニはこのオープンカーのためにいつものド派手な装飾を控えめにして、「控えめ」なデザインに仕上げている、とでも言っておこう。
もちろん冗談だ。狂っている。そのフォルムは当然ながらクーペのデザインを色濃く受け継いでいる。怒りに満ちたヘッドライト、カーボンパネルから突き出す六角形のモチーフ、ストレーキ、スプリッター、フィン、ブレード……もしあなたが何か鋭利で六角形っぽい、いかにも「ランボらしい」パーツを思いついたとしたら、フェノメノには間違いなくそれが付いているはずだ。それと、20インチと21インチのホイールに履かせた超ハイグリップタイヤもね。
ロードスターにあたり、ランボはその強大なV12を誇示するようにクリアタイプのエンジンカバーを追加した。インテリアはといえば、高価でエクスクルーシブな素材、航空機からインスパイアされたスイッチ類、コントラストステッチ、デジタルディスプレイ、スポーツシートなど……まあ、いつものお決まりのパターンだ。これだけ詰め込んでも、ランボによれば重量はクーペより数キロ重いだけだという。
さらにランボは、この車が「ランボルギーニがこれまでに製造した限定モデルの中で最もカラフルなもののひとつ」だとも語っている。要するに、「ありったけのブルー」と「ほんの少しのレッド」を使っているということだ。これはランボ初のロードスターである「ミウラ」(え? 私たちも聞いたことないけど)と、ボローニャ(ランボルギーニの本拠地がある地域)のテーマカラーを反映しているらしい。最高じゃないか。
このフェノメノ ロードスターは「フュー オフ」(ワンオフよりは多いが極少数の限定生産モデルを指すランボルギーニの造語)としてわずか15台のみが製造されるが、あなたがこの記事を読んでいる頃にはすでに完売していると強く推測される。それこそが、この分野におけるイタリアンブランドの絶対的な影響力なのだ。
だって当然だろう。ボスのステファン ヴィンケルマンによれば、「各車両はコレクターズアイテムとしての傑作を意図して生み出されている」のだから。もっとも、厳密に言えば、A地点からB地点へとてつもなく速く移動できる、V12エンジン搭載の自動車でもあるわけだが。
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=海外の反応=
「1000馬力超えのオープンカーとか、アクセル踏んだ瞬間にカツラが吹き飛ぶな。でも実物を見る機会すら一生なさそうだけど」
↑「15台限定だし、中東の王族かアメリカの富豪の空調付きガレージに直行だろうね。日本の公道を走る姿を見られたら奇跡だわ」
「『ミウラ』を『私たちも知らないけど』ってイジるトップギアのイギリスっぽい皮肉センス好き」
「最近のランボはデザインがやりすぎって言う人もいるけど、これくらい尖ってないとランボじゃないでしょ。六角形マシマシで最高」
↑「同意。ランボルギーニは子どものベッドルームに飾られるポスターみたいに、常に狂っていてほしい」





