ラグジュアリーSUVの王者ベントレー・ベンテイガに、リフトアップ&ワイドボディで武装した「Xコンセプト」が登場した。単なるショーモデルではなく、市販化を見据えて開発されたというこの野心作は、既存のSUVに飽き足らない富裕層への新たな提案となるか。その詳細と狙いを解説する。
ベントレーはすでに、ベンテイガ SUVを複数の形態で販売している。3,350万円ほどの「標準」モデルに加え、後席スペースを最大化したエクステンデッド ホイールベース、究極のラグジュアリーを追求したマリナー、そして究極の……えーと、スピードを追求した「スピード」がある。
しかし、英国人たちは、もう一つだけニッチな隙間があると踏んでいるようだ。そこで、ベンテイガ X コンセプトに挨拶しよう。オーストリアのツェル アム ゼーで開催された「F.A.T. アイスレース(オーストリアの氷上で開催される自動車レースイベント。クラシックカーから最新のスーパーカーまでが雪と氷の上を疾走する、富裕層の社交場的要素も強いイベント)」で発表されたこの頑丈なコンセプトは、どうやら「よりオフロードに特化したベントレーの可能性を探る」ものらしい。
つまり、そう、このようなモデルが実際に市販化される可能性があるということだ。実際、ベントレーによれば、このコンセプトは「オフロード能力を強化したベンテイガに対するフィードバックを刺激し、獲得するために開発された」とのことだ。気に入ったか? 大至急ベントレーに伝えた方がいいぞ。
X コンセプトはベンテイガ スピードをベースにしているため、その心臓部には4.0リッター・ツインターボV8が鎮座し、650 PS(※3)を4輪すべてに送り込む。エアサスペンションのストロークを確保するために車高は55mm上げられ、それによって渡河深度は550mm以上に達する。トレッド幅も120mm拡大され、ブリクストン製の新しい22インチ鍛造ホイールが装着されている。ちなみにこれはLAを拠点とするホイールメーカー(Brixton Forged)のことであり、ジェントリフィケーション(高級化)が進む南ロンドンの地区(Brixton)のことではない。
そのラリー仕様のホイールには肉厚なオフロードタイヤが組み合わされ、タフな外観を強調するためにホイールアーチは40mm外側に拡張されている。屋根にはルーフラック、フロントバンパーにはツイン牽引フック、そしてリアにはアクラポビッチ(スロベニアの高級マフラーメーカー。バイクや高性能車の純正オプションとしても採用される一流ブランド)製のチタン・スポーツエキゾーストが装備されている。これぞ、我々好みのベンテイガだ。
ベントレーは、このモデルが「F.A.T. インターナショナルとの複数年にわたる新しいブランドパートナーシップ」の始まりでもあると述べているが、我々が興奮しているのは、これが実際に市販化されるかもしれないという事実についてである。
ベントレーが気になった方へ
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=海外の反応=
「背が高くて、4輪駆動で、4つのオフロード走行モードが付いている車の『オフロード版』を作るだって? ここに皮肉を感じるのは俺だけか?」




