【0-200km/h 7.4秒】重量780kgに600馬力!ドンカーブート「P24 RS」が過激すぎる

オランダのスポーツカーメーカー、ドンカーブートが新型「P24 RS」を発表した。従来のアウディ製5気筒エンジンに別れを告げ、新たに搭載したのは600馬力を絞り出すツインターボV6だ。車重わずか780kgという超軽量ボディに対し、パワーステアリングやABSはいまだに「オプション」扱いというスパルタンさ。現代の電子制御まみれのクルマに対する強烈なアンチテーゼとも言えるこのマシンの詳細をお届けする。

ドンカーブートは、新型「P24 RS」について「史上最もオランダらしいスーパーカー」だと主張している。これを聞いて我々が想像できることといえば、このクルマが週末になると全身オレンジ色の服を着て、「ドゥ・ドゥ・ドゥ・ドゥ、マックス フェルスタッペン!」と叫ぶのが好きだ、という意味くらいだろう(F1王者マックス・フェルスタッペンの応援歌。オランダのファンはオレンジ色の服を着てこのチャントを歌うことで知られる)。

どうやらそれは、「正直で、フィルターを通さないフィードバック」というオランダ人の気質とも関係があるようだ。ドンカーブートはこの新型スーパーカーを、「コンピュータ化され、均質化した自動車業界への直接的なカウンターパンチ」だと表現している。痛烈だ。

そう、むき出しのカーボンや、ファンキーな飛び出し式LEDヘッドライト、そして未来的な昆虫のようなルックスにもかかわらず、P24 RSは決定的に「オールドスクール(旧態依然)」な代物だ。フロントに大きなエンジン、真ん中に5速マニュアル・ギアボックスを置き、駆動力はすべて後輪へ。なんてこった、パワステとABSさえオプションなのだ。

とはいえ、コンフィギュレーター(仕様決め画面)では、それらのオプションにチェックを入れることを検討したほうがいいだろう。なぜなら、P24 RSの心臓部には、フォード製3.5リッター「エコブースト」V6の改良版が搭載されているからだ。鍛造内部パーツ、ドライサンプ潤滑、3Dプリント製エキゾーストマニホールド、そして同郷のオランダ企業であるヴァン デル リー(Van der Lee)製の新しいターボ2基で武装している。

その結果は、常軌を逸した600bhp(約608馬力)。ただし、ドンカーブートの管理ソフト「パワー・トゥ・チューズ(選べるパワー)」を使えば、分別をわきまえたい気分の時には400bhpか500bhpに抑えることもできる。先代のドンカーブート F22はアウディの2.5リッター5気筒ターボを使用し、最高出力は500bhpだった。

「フル・フェルスタッペン・モード」(残念ながら正式名称ではない)では、P24 RSは800Nmのトルクを発生し、乾燥重量わずか780kgのおかげで、0-200km/h加速を7.4秒でこなし、コーナーでは2.3Gを記録、最高速度は300km/hを超える。ひえー。

ありがたいことに、調整可能なトラクション・コントロール・システムは標準装備されており、トルセン式リミテッド・スリップ・デフ(LSD)、車高調整可能なアクティブ・サスペンション、そしてシフトダウンをスムーズにするオートブリッピング(レブマッチング)機能も付いている。もちろん、自分のヒール&トゥの腕前を見せつけたいなら、後者の機能はオフにできる。

ドンカーブートでサーキットに行くって? 片側2.1kgの軽量化になるカーボン・セラミック・ブレーキもオプションで用意されている。また、P24 RSには取り外し可能なエアロキットも付属しており、冷却性能を高めたり、むき出しの前輪周りやフロア下の空気をダブル・ディフューザーへと流したりできる。その結果、巨大なアゴを持つクルマになるが、最高速度に影響を与えることなく、250km/h走行時に90kgのダウンフォースを追加できるのだ。

P24 RSにはカーボンファイバー製のタルガトップ(着脱式ルーフ)も装備されている点は注目に値する。パネルを装着した状態でも、身長約200cm(6フィート7インチ)のドライバーがステアリングを握れるスペースがあるという。オランダ人の大半は思春期を迎える前にその身長に達してしまうので、これは便利だ。また、フォード フィエスタ並みのトランク容量、軽量なレカロシート、そして物理ボタンとダイヤルが支配するインテリアも備えている。

P24 RSはレリスタット(オランダの都市)でわずか150台のみハンドメイドで生産される予定だが、すでにヨーロッパ、アメリカ、中東の顧客に50台以上が販売済みだ。それなら、48,655,500円(298,500ユーロ)の代金を急いで用意したほうがいいだろう。

ハイパーカーが気になった方へ
中古車相場をチェックする在庫車多数ガリバー

今の愛車の買取価格を調べる カーセンサーで最大30社から一括査定

新車にリースで乗る 【KINTO】





=海外の反応=
「ドンカーブートが主張するバカげた加速数値を、プレス(ジャーナリスト)が再現できたことなんて一度もないけどな」
↑「0-200km/hで7.4秒ってのがどうしてバカげてるんだ? フェラーリ 296 GTBは7.3秒だぞ。確かにフェラーリのほうが230馬力以上高いけど、重量もほぼ2倍あるからな」
↑「俺はこのクルマについて好意的な記事を読んだことあるけどな。まあ、十分速いってことだよ。
ケータハム セブンを極限までチューンしたような突拍子もないアイデアだけど、ユニークだし、その価値を認めるニッチな顧客を見つけたみたいだな。
多くのメーカーが失敗してきた中で、実際にクルマを作って納車しているドンカーブートには、もっと称賛を送るべきだよ」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2026/01/84391/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 071

アーカイブ