【タイカンキラー登場】新型EV「ポールスター 5」正式発表!871馬力、価格1800万円からの超高性能GT、その衝撃スペックとは

ボルボ傘下のEVブランド、ポールスターが、ポルシェ タイカンの牙城に挑む新型4ドアGT「ポールスター5」をついに世界初公開した。5年前に話題を呼んだコンセプトカー「プリセプト」のデザインをほぼそのままに市販化し、最上位モデルは871馬力、0-100km/h加速3.2秒というロケットのような性能を誇る。しかし、物理的なリアウィンドウを廃した斬新すぎるデザインと、1800万円を超える強気の価格設定は市場に受け入れられるのか。ポールスターの未来を占うフラッグシップモデルの全貌に迫る。

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この新型ポールスター 5の、ゴージャスなアルミ製ボディの奥深くには、112kWhのバッテリー、無数のセンサー、そして――もし「速いヤツ」のボックスにチェックを入れたものに興味があれば――0-100km/hまで3.2秒でワープする能力が潜んでいる。ポールスターの未来へようこそ。ポールスターは、もともとはボルボの高性能車部門だったが、現在はボルボと中国の吉利(Geely)汽車の傘下で、独立したプレミアムEVブランドとして展開している。

その未来とは、4ドアのパフォーマンスGTに包まれている。その姿は、我々がはるか昔、2020年に初めて目にした、この上なく魅力的な「プリセプト コンセプト(2020年に発表されたコンセプトカー。今回のポールスター5は、このコンセプトカーをほぼそのまま市販化したモデルとして注目されていた)」にそっくりだ。そう、まるで史上最長のコミック映画の予告編のように、我々はこのマシンを5年間も待ち続けてきたのだ。

だからこそ、本気の性能を詰め込んできた。英国で提供されるのは2つのバージョンで、いずれもポールスターの接着アルミニウムプラットフォームから生まれ、フロントとリアに1基ずつの電気モーター、あの巨大なバッテリーパック、800Vアーキテクチャ、ブレンボ製ブレーキを備え、最高速度は時速250km(155mph)に達する。

ああ、そう、速さだ。有り余るほどの。エントリーレベルのクルマ――価格は約1800万円(89,500ポンド)で「ローンチエディション」と呼ばれる――でさえ、737馬力、約812Nmを発生し、パッシブ式のBWIダンパーを備え、0-100km/h加速は3.9秒。この、パワーを抑えた方のポールスター5の航続距離は670kmと公表されている。

「パフォーマンス ローンチエディション」(約2860万円 / 142,900ポンド)を選べば、我々が5年間も約束されてきたフルスペックの871馬力、強力な約1016Nmのトルク、アダプティブ式の「マグネライド」ダンパー、そして3.2秒の0-100km/h加速タイムを手に入れることができる。そして――予想通り――航続距離は短くなる。こちらはわずか565kmだ。

その800V技術は、10%から80%までの充電を22分で完了させることを意味する。もちろん、それには相応に巨大な「ホース」を見つける必要があるが。350kWの、巨大なホースを。

巨大なクルマのために。何しろこのマシンは、全長がメルセデス Sクラス(5m)にわずかに及ばないサイズなのだ。低いノーズ、低い車高、巨大なガラスエリア、そしてポールスターが言うところの「ミニマリスト」なボディ表面を持つ。あのカムテール(車両後端を垂直に切り落としたようなデザイン。空気抵抗を減らすための空力処理の一つで、クラシックなレーシングカーなどに見られる)は、実に見事だと言わざるを得ない。

フロントシートはレカロ社と共同開発された。リアは2つの尻を収めるように設計されているが、もし望むなら、もう一人小さな子を押し込むこともできる。

ポールスターは、室内を多くの天然リサイクル素材と、大量のテクノロジーで満たした。お約束の中央タッチスクリーン――14.5インチの縦型ディスプレイ――に加え、9.5インチのヘッドアップディスプレイ、そしてドライバー用に9インチのディスプレイが備わる。オーディオは、ポールスター独自のセットアップか、オプションのBowers & Wilkins製21スピーカーシステムによって、力強く奏でられる。

そして、この「5」は、11台のカメラ、ドライバーモニター、レーダー、12個の超音波センサーを駆使した「パイロットアシスト」(時速150kmまで対応する、お洒落なクルーズコントロールだ)を使って、あなたを目的地まで送り届けることができる。言っておくが、これは道路と同じくらい、あなたのことを見ているだろう。

これは、ポールスターが荒波を乗り越えた後、その野望を再び軌道に乗せることを願う一台だ。「ポールスター5は、業界の導きの星であり、完璧なポールスターのフラッグシップです」と、大ボスのミヒャエル ローシェラーは語った。実際に路上でどんな感じなのか知りたいかね? 我々はプロトタイプに試乗したので、詳細は後日に。
アルファ ロメオ 33 ストラダーレ/ランド ノリス✕R32 東京ナイトドライブ/R35日本取材:トップギア・ジャパン 068
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=海外の反応=
「このクルマ、驚くほどカッコいいな。非常に魅力的でエレガントだ。…と言いたいところだが、リアウィンドウが文字通り「無い」という事実がどうしても受け入れられない。カメラの映像じゃなくて、自分の目で後ろを確認したいんだよ」
「ハンサムなマシンだ。BMWのiX3より効率が悪いってのは、いろんな意味で印象的だが、少なくとも充電ステーションに停まってる姿は様になるだろうな」
「ポールスターがやり続けてる「後ろの窓なしデザイン」はイラっとするけど、それを除けば、マジでとんでもないルックスだな。ジャガーの新型がこれだったら、あんなにコケにされることもなかっただろうに」
「900万円スタートかと思ったら、まさかの1800万円超え…。ポルシェの看板も無いのに、この値段で誰が買うんだ? 強気すぎる」

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