フォルクスワーゲン、次世代ゴルフの登場でID.3を引退させるかもしれない。VWの技術責任者、TGに「ゴルフはブランドの心臓」と明言し、プラス、GTIはEVとして生き続ける。
「ゴルフは私たちのブランドの核心です。ゴルフを廃止するつもりはありません」新型ゴルフ 8.5の発表会で、フォルクスワーゲンの技術開発責任者であるカイ グルニッツはそう語った。彼はさらに、これが最後の内燃式ゴルフになることを明言した。VWの通常の8年製品サイクルに従えば、2028年に登場する可能性が高いが、次のゴルフはすべて電気自動車となる。
では、ID.3はどうなるのか?「同じ顧客に2つも3つも異なるモデルをフィッティングさせるには、スペースが足りません」とグルニッツは言う。「私たちは100%電動ゴルフの開発に着手しています。どのようなものになるか具体的なアイデアはありますが、市場の動向を見守りたいと思っています。(ID.3と電動ゴルフは)オーバーラップしてしまうでしょう」
IDというブランド名が廃止になるのかどうかについては明言を避けたものの、VWは現在、ゴルフのブランドエクイティに気づいていることは明らかだ。これは良いニュース。自動車市場全体がバラバラになりつつあるときに、アンカーを持つことは重要なのである。ゴルフがあれば、自分がどこにいるのかがわかる、ってこと。昔からそうじゃない?
だが、その電動化ゴルフは、ゴルフの服を着たID.3に過ぎないのだろうか?「ゴルフの名を冠した電気自動車を出すなら、それは本物のゴルフでなければなりません。ゴルフらしくいなければならないのです。ゴルフのように手頃な価格でなければなりませんし、ゴルフのような性能でなければならないです。そして、GTIがなければなりません」
グルニッツはGTIについてそれ以上踏み込まなかったし、フロント、リア、四輪駆動のいずれになるのかについてもコメントしなかった。VWは、ツインモーターのバリエーションのために、Rブランドを維持することにメリットを見出すかもしれない。
それは、ID.3やVWグループのほぼすべての電気自動車を支えるMEBプラットフォームでは作られないだろう。次に登場するのがSSP:スケーラブル システム プラットフォームだ。「SSPのアイデアは、切り替え可能なモジュールを持ち、これらすべてをたった2つ半のプラットフォームに統合することです。ポロからベントレー ベンテイガまで対応できるように」とグルニッツは言う。
「そのアイデアは、同じ電気アーキテクチャーを持つことです。現在、4つか5つの異なるアーキテクチャーがあります。しかし、SSPはグループ全体で共通の電子アーキテクチャーになるのです」さらに彼は、これはさらなる均質化を示唆しているが、実際には各ブランドがより自由にデザインやパッケージングを行えるようになると約束した。
VWはMk8.5で批判に応えている。週末に開催されたファット アイス レースで、ゴルフ生誕50周年記念の一環として発表されたGTIは、黒電話ダイヤル式のアロイホイールを復活させ、さらに重要なこととして、(触覚ではなく)物理的なステアリングホイールのボタンを採用した。これが最後のゴルフとなるのか、それとも電気自動車の未来には、希望があるのだろうか。
トップギア カーオブザイヤー/トヨタ ランドクルーザー/フェラーリ プロサングエ:トップギア・ジャパン 059
=海外の反応=
「それは理にかなってるよね?なぜなら、ID.3が登場する前に、ゴルフeがあったから。また、なぜVWが電気自動車のゴルフ相当の別モデルを作成したかも理解できる。数年後に完全な逆行をするのは少し浅はかだったな」
「少なくとも15年間は、『ゴルフのように手頃な価格』なんてなかったけど」
↑「わかる。5年くらい持つ手頃な中古のゴルフを探しているけど、不可能」
↑「現在でも、標準的なゴルフでも30,000ポンド(560万円)ほど。オプションを追加すると35,000ポンド(660万円)、GTDのようなより高級なモデルを選ぶと、ガジェット付きで40,000ポンド(750万円)以上に。先日、いくつかのおもちゃをつけたGTDをスペックアップしたが、10,000ポンドのデポジットと月額508ポンドで41,000ポンド(770万円)になっちゃった。おっしゃるように過去15年間でゴルフが手頃だった時期が知りたいね」