ハーマンの新オーディオシステムは、シート自体にスピーカーを埋め込んだ「シートソニック」。座席ごとに自分の音を楽しむことができる。
ハーマンは、「サブウーファー」という概念にまったく新しい意味を持たせた。新しいシートソニック(SeatSonic)オーディオシステムは、スピーカーをシート自体に設置するものだからだ。
今年のコンシューマー エレクトロニクス ショー(CES)で発表されたこの新技術は、ドア、フロア、トランクのスピーカーとサブウーファーをシートのさまざまなエリアに埋め込み、統合できる。ハーマンがヘッドレストにスピーカーを設置するのは初めてではないけれど、すべての助手席の背もたれにパーソナル・サウンド・ユニットを設置するのは初めてだし、スパンコールブルーのライトも付いているのだ。
「フレキシブルで軽量かつ省エネ」なソリューションを提供すると同時に、キャビン内のスペースを空けることで、インテリアデザイナーはよりスリムでミニマルなドアパネルを作ることができるという。
実際、ハーマンは長い間、後部座席での子供のアニメが流れているのと、前方での電話との間で大きな音の衝突を避けることにこだわってきた。「特別に設計されたニアフィールド トランスデューサー」を使うことで、車内の誰もがぶつかることなく自分の音を聴くことができる。また、ハーマンによれば、低音ユニットがランバーサポートのあたりで気持ちよく激しく鳴り響き、まったく異なる種類のマッサージシート効果が得られるという。
現在、サムスンファミリーの一員であるハーマンの技術は、Bowers & Wilkins、Mark Levinson、JBL、Harman Kardon、Infinityなど、車載オーディオのほとんどすべてのブランドを支えている。約10年前のCESで発表されたHaloSonicテクノロジーは、車室内のエンジンノイズやロードノイズに対抗するノイズキャンセリング周波数を生み出し、ロータスやHyundaiを含む様々な自動車ブランドに採用されている。
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エコ意識のスピードウイーク/ホンダ シビック タイプR/トヨタ GR86:トップギア・ジャパン 058
=海外の反応=
「実はそれ、あまり新しいものじゃないんだよね。フロントシートの下に置くためのボックス型のサブウーファーはかなり前から存在しているんだ。自分の車にも20年前に1つ入れてたよ。それは安くてリーズナブルな方法だった。
それから、buttkicker TMってのも手に入るんだ。基本的にはスパイダーやサラウンド、メンブレンのない、磁石とコイルの組み合わせ。これを車体やシートにしっかりと取り付けると、サブベースを全体に伝える。これは家庭用シアターにも使えて、ソファにこれを取り付けることで効果があるんだ。それはベース中毒者にとって素晴らしくてかなり極端な改善だよ。まあ、もし車にすでに15インチのユニットが2つあるなら必要ないけど」
「未来のシートは、電子機器でいっぱいになるだろうね。エアバッグ、完全なメモリーランバーサポートの調整、電動マッサージボルスター、ヘッドレストのスピーカー、そしてシートの背面を囲むライトまでついてるんだから。その中の1つが壊れたら、車のシートを修理するために大金が必要だから、1週間前に銀行マネージャーに連絡する必要があるかもしれないね」