トップギアの特派員であるコリー スポンデント(コレスポンデント:特派員)が、自動車業界から、独占フェイクニュースをお届けしている。今回は、電動ソリにしたサンタクロースが立ち往生している話。
サンタクロースが、ミッドランズ地方のガソリンスタンドにある壊れた電気充電ポイントで立ち往生していることが明らかになった。
トナカイを動力源とする伝統的なソリが、ユーロ6の排ガス基準に抵触すると判断されたため、陽気で髭を生やしたプレゼントの配り主は最近、二酸化炭素排出量の削減を誓った。
しかし、クワッドモーターパワートレインとクラス最高の1,000kWhリチウムイオンバッテリーを搭載した、代替の電動ソリは、現在バーミンガム郊外の非公開の場所にある欠陥のある充電ポイントで立ち往生しているというわけだ。
「電動ソリを買ってよ」とみんなが言ったんだ。0-100km/hを290万回のウィッシュタイム(お祈りの時間)で出せる、メーカーに言わせれば、史上最速の電動ソリなのだそう。だったら、プレゼント配りも早く終わるはずだった。
「私はイングランド北部の大半を一気に駆け抜けた!スタート時の加速は本当に息をのむほどだったんだ!」と語ったその時点で、航続距離は残り1,600kmあった。
「しかし、その後、急激に寒くなり、スロットルを緩めたにもかかわらず、航続距離は突然、残り55kmまで落ち込んだ。私は充電ポイントに立ち寄ったが、4つある充電ポイントのうち、3つにはあのひどいSUVが停まっていたんだよ。どれも、満充電だったのに」
「4つ目の充電器は7kWの軽量タイプで、機能すらしなかった。今では携帯に9つの異なる充電アプリが入っていて、フラットなそりとたくさんのプレゼントを抱えて立ち往生しているんだよ」
「ホッ。ホー。ホー」
その後、野次馬によると、サンタは箱入りのプレゼントの数々をガソリンスタンドの食事券と交換しようとしたが、現金不足で追い返されたという。