ご主人のクルマ好きを奥様やお子さんはなかなかわかってくれない、なんて話もよく聞くが、ケン ブロックの家庭はどうやらそうじゃないらしい。今シーズン、ケン ブロックは妻のルーシーと15歳の娘リアを相手にアメリカン・ラリー・アソシエーション選手権に参戦しているため、家族の中ではケンがトップドライバーで決定、ではない様子だ。
ケン、ルーシー、リアの3人はフーニガン・レーシング・ディビジョンのチームでドライブしており(当然ながら)、ケンはフランスのラリーチーム2C コンペティシオン(Compétition)が準備する2019年のヒュンダイi20 WRCマシンに乗っている。ルーシーは初めてAWDラリーにステップアップするようで、M-Sportが製作した新しいフィエスタ ラリー 3をドライブしている。
一方、リエはオープン2輪駆動クラスでフィエスタ R2Tを駆り、2022年シーズンまでに1度だけラリーに参戦したことがあるそうだ。さすがに経験値は相当なものだ。年齢は若くても、UTVレースやカートレースに参戦し、ナイトロラリークロス選手権では表彰台に上ったこともあるのだから。さらに、父親の1400馬力のAWDマスタング(その名もHoonicorn)を運転し、YouTubeのレースシリーズにフル参戦した。すでに悪くない経歴だ。
シーズン最初の週末レース、セーラムの「100エーカーの森でのラリー」では、ケンが総合2位、リアが総合21位、クラス5位に入賞した。
新たなレース王国の誕生か?
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