「2022 年最も美しいスーパーカー」はフェラーリ デイトナ SP3

パリで開催された第 37 回フェスティバル・オートモービル・インターナショナルで、エキスパートによる審査の結果、フェラーリ デイトナ SP3 が「2022年最も美しいスーパーカー」に選ばれた。この賞は、毎年、自動車業界の有力者で構成された審査委員が、優れたデザインや外観の美しさでスポーツカーを選び、これを称えるために贈られている。

また、フェラーリのチーフ・デザイン・オフィサーであるフラヴィオ マンゾーニは、自動車分野にお
ける独創的で影響力のある仕事が認められ、デザイン賞を受賞した。

Ferrari Daytona SP3 は、「Icona」シリーズに加わる限定生産モデルで、そのデザインは、対照的な要素が生み出す美しい相互作用を特徴とする。見事に彫り込まれた肉感的なフォルムとシャープなラインが交錯する様は、エアロダイナミクスの重要性が急速に高まっていた 1960∼70 年代の330 P4 や 350 Can-Am、512 S といったレーシングカーのデザインに通じている。着脱可能なハードトップを備える「タルガ」ボディという大胆な選択も、スポーツプロトタイプの世界をインスピレーションとするもの。こうして生まれた Ferrari Daytona SP3 は、胸躍るドライビングプレジャーに加えて、使いやすいパフォーマンスも兼ね備えるモデルとなっている。

フェラーリの「Icona」シリーズは、2018 年に Ferrari Monza SP1 と SP2 で始まった。そのインスピレーションとなった 1950 年代の競技用バルケッタは、数々の誉れ高い勝利を遂げて、フェラーリがモータースポーツにおける伝説的地位を獲得することに貢献した。「Icona」シリーズは、フェラーリ屈指のアイコニックなモデルのタイムレスなスタイリングを大胆かつ現代的に再解釈し、現在利用できる最も革新的な素材やテクノロジーを駆使して、フェラーリの歴史を称えている。

歴史の中の特定の時代をインスピレーションにするのが Icona のコンセプトの中核だが、これは単に過去のスタイリング要素を再利用するだけに留まらない。時代の真髄を抽出し、それを足掛かりに、未来のアイコンとなる独創的な新しいコンセプトを生み出すことを目指している。「Icona」のどのモデルも、他のラインアップモデルには見られない独特のソリューションを誇り、フェラーリの最上位の顧客やコレクターなど、跳ね馬の誇り高いアンバサダーだけを対象にしている。

フェラーリ・チーフ・デザイン・オフィサー、フラヴィオ・マンゾーニ
「この重要な二つの賞は、光栄にも私が責任者を務めるフェラーリ・スタイリング・センターの高い水準と卓越性の紛れもない証拠であり、Ferrari Daytona SP3 のフォルムに関していかに高度な研究
が行われたかを証明するものです」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2022/01/44282/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ