イタリアのコーチビルダー、ツーリング スーパーレッジェーラ(Touring Superleggera)の最新作、ミッドエンジンのアレーゼ(Arese) RH95へようこそ。アレーゼの95歳の誕生日を記念して製作されたこのモデルは、「有名なエキゾチック・ミッドエンジン・ドナー・カーのシャシーとドライブトレインをベースに」製作され、18台のみが非公開で販売される。
そのスタイリングは、2012年にアルファロメオ 8Cベースの「ディスコ ヴォランテ(DISCO VOLANTE)」で導入し、昨年はフェラーリ F12ベースの「AERO 3」で復活させたデザイン哲学「ストリームライン」を継承している。なお、AERO 3にご興味のある方は、まだ注文可能、とのこと。
アレーゼ RH95は、ツーリング スーパーレッジェーラの本社があるミラノの地名と、このプロジェクトの「創立者」の頭文字をとって名付けられた、同社初のミッドエンジン車だ。ボディはほとんどがカーボンファイバー製で、フロントエンドのスタイリングはAero 3を彷彿とさせ、リアのクラムシェル(完全に機能する一体型のドーサルスクープ)は、コーチビルダーから「なめらかで、かなり官能的」だと評されている。
RH95の車体には、「現在のスーパーカーの多くに見られる、ル・マンで優勝したかのような残忍なスタイリングは微塵も見られない」としながらも、鋭い観察眼を持てば、その曲線的なフォルムにアルファ 33 ストラダーレの面影を見出すことができるかもしれないとしている。そう、あれはシザードアなのだ。
もちろん、カラーとトリムの組み合わせは自由。1号車は「Verde Pino」で仕上げられ、シルバーのアクセントとキャラメル色、ココア色、サフラン色のレザーを組み合わせたインテリアが特徴です。2号車はレッドにホワイトノーズ、3号車はガルフをテーマにしたモデルになる。
性能は、おおむねフェラーリ F8と同等だ。ツーリング スーパーレッジェーラによると、RH95はV8エンジンで710bhp、769Nmを発揮し、7速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わせて後輪を駆動させる。0-100km/hは約3秒、最高速度は340km/hとのこと。
また、「アクティブ・ダイナミクスは、新しいボディ荷重と仕様に対応するように設計されています」とのことで、納車前には「徹底的にテストされ、品質が保証されます」と約束されている。
RH95の製作には6ヶ月を要し、ドナーとなるフェラーリを自分で用意するか、ツーリング レッジェーラ社に依頼することになる。
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=海外の反応=
「素敵なアレーゼ」
「美しいクルマ。あのフロントノーズはどうかと思うけれど…」
「非常に美しい車ですね、特にターコイズ色が。アストンマーティンのような塊ではなく、ようやくスーパーレッジェーラの名を冠するにふさわしいものができた」
「最初に名前を読み間違えたのは僕だけではないと言ってほしい」
「リマック ネベーラ、フェラーリ ローマ、ケーニグセグ アゲーラを掛け合わせたようなデザインで、とても気に入っている」
「なぜこのようなデザインが大量生産されないのか?25万ポンド(3,870万円)のスーパーカーは、最近では当たり障りのない一般的なものになってしまったが、これはそうしたメーカーがもっとアバンギャルドになるためのインスピレーションになるはずだ」