イギリスのフェラーリスペシャリストが、新開発のレトロなV12クーペにつけたのは、イタリア語で「シャーク」

今日は新しいワード、「Squalo(スクワーロ)」を覚えよう。イタリア語で「サメ」を意味する言葉だ。そして、1960年代の最も輝かしいイタリアのエキゾチカにインスパイアされたGTO エンジニアリングの新しいスポーツカーに付けられる名前でもある。このクルマの、秘伝のレシピをお伝えしよう。

これまで、このプロジェクトは「Moderna」というコードネームで呼ばれていたが、イギリスのフェラーリ専門メーカーであるGTO エンジニアリングは、「サメのような外観、本能、そしてスピード」を表す「Squalo」と命名することにしたのである。

4.0リッターのクワッドカムV12エンジンを搭載し、1,000kgを切る重量を実現している。ターボなし。スーパーチャージャーもない。ハイブリッドブーストもなし。そして、マニュアルのギアボックス。イタル…いや、イギリス人であることを誇りに思える作品だ。このSqualoは、イギリスのレディング郊外にあるGTOの古風な工房で製造される。これらのレンダリング画像は、「それで、どんな風になるのか」という部門での期待を示している。イタリア語で「めっちゃ美しい」って、なんて言うんだろ?

このレンダリングには、重要なディテールが約束されている。ドアハンドル、ウイングミラー、特注の18インチアロイホイールなど、すべてのデザインが凍結されたままだ。さらに、このクルマのために専用のタイヤも開発されるようである。きちんとした仕事っぽいね。しかし、トップギア・ジャパン040号でも特集されたGTOエンジニアリングのフェラーリ 250 SWB リバイバルに乗ってみてわかったのだが、彼らはこういったやり方が好きなのだ。

会社の創設者であり、ボスであるマーク ライオンは、こう述べた。「車の小さな部品を用意することが最も時間を要することはよくあることです。私たちは現在、デザインモデルを英国で作成している段階にあり、まもなく外装の製造や内装、ホイールやタイヤなどで協力してくれる技術パートナーを発表する予定です。

「自動車業界で長年仕事をしてきましたが、今ほど製造とデザインの創造性に興奮したことはありませんでした」

現在、注文が殺到しており、2023年の納車を目指しているとのこと。みなさんの地下のガレージでは、イーグル E-Typeとシンガーの間にスペースを確保したほうがいいだろうね。

=海外の反応=
「気に入った。もっと多くのクルマがこのようなデザイン哲学に従うべき。素晴らしいクルマというものは、輸送手段であると同時に芸術でもあるんだ」
「オーバーハング、ホイール、サイズ、プロファイル、どれをとっても完璧ではない。そのため、非常に間違っているように見えるが、もう少しのところまで来ている。残念なことに、もう少しで素敵になりそうなのに、結局は不格好になってしまってる」
「おおっと、ちょうどシンガー 911、アルファホリック GTA R 290、ランチア アウレリア アウトローを注文したところなんだ。だから、このシャークを置く場所がないや。やれやれ。これはとても不公平だ。どうして私の人生はこんなにもうまくいかないのだろう」
「シャーク=サメは、英語よりもイタリア語の方が響きが良いという珍しい言葉の一つ」
「良い名前だね…英語では変な響きになるのが残念」

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