これがアストンマーティン ヴァルハラの動力源となるエンジンだ。1968年以来、アストンマーティンが自社で設計した初のエンジンとなる。他社から運ばれてくるのではない。ちなみに1968年当時、イングランドはまだワールドカップの覇権を握っていた。
それは3.0リッターV6で、V8やV12が好きな私たち、つまりクルマ好き全員を唸らせるものかもしれない。また、販売中のアストンマーティンのレンジ内で最も強力なエンジンになるようだ。ターボとハイブリッド化により、その比較的小さなサイズから推察されるパワーよりも、はるかにハードなパンチを確実になることが、約束されている。
具体的にどのくらいのパワーがあるのかは公表されていない。しかし、DBS スーパーレッジェーラは715hpと小さくはないので、それよりも上のものを予想してほしい。限定生産の1,160hpのヴァルキリーこそが、真の後光が指す存在のままだろうと仮定するつもりだ。ヴァルキリーを除けば、これは本当に他に類を見ないV6になるだろう。
ドライサンプ式で、ドライバーの後ろに位置することになる - ヴァルハラは真のスーパーカーだ。これはアストンマーティンのラインナップに登場する可能性が高く、ブランドの他のミッドエンジンモデルである新型ヴァンキッシュにも搭載されることは間違いないだろう。他にも興味深い事実がある。内部コードネームはTM01で、それはアストンの「50年代と60年代の輝かしいエンジニア」であるタデク マレクにちなんでつけられたものだ。つまり、ターボ(または複数のターボ)をシリンダーのバンク内に収め、全体をよりコンパクトで効率的なものにしているのだ。
「このパワートレインの驚異のキャラクターにもかかわらず、このエンジンはユーロ7の将来のすべての排出ガス要件を満たすように設計されています」とアストンマーティンは言っている。十分に賢明なものに仕上がっているようだ。さて、迫力のサウンドを下の動画で聞いてみよう。