クーペでは7MTのチョイスも可能に
アストンマーティンのレーシーなモデル、ヴァンテージにロードスター版が登場することになった。ヴァンテージのベース価格は114,850ポンド(1,635万円)。ヴァンテージ ロードスターの価格は、126,950ポンド(1,800万円・英国)、157,300ユーロ(ドイツ)、161,000ドル(米国)からとなっている。ヴァンテージ ロードスターの納車は、2020年第2四半期から開始される予定だ。
日本ではこの発表を記念して、2月21日(金) 13:00-20:00/22日(土) 11:00- 20:00の間、東京ミッドタウン キャノピー・スクエアで「ASTON MARTIN VANTAGE GARALLEY」と題した展示を行う。このヴァンテージ ロードスターの他にも、ヴァンテージ、ヴァンテージ AMR (Heritage Racing Pack)を見ることができる。その後は、各ディーラーを順番にまわるというので、全国のアストンマーティンファンのみなさんも楽しみにしてほしい。*スケジュールは一番下に記載
ヴァンテージ ロードスターの心臓部は、510PS/685Nmを発生するアストンマーティン製4.0リッター・ツインターボV8エンジン。そこに8速ZFオートマチック・トランスミッションが組み合わされ、0-60mph(約97km/h)加速はわずか3.7秒で、ルーフを閉じた状態での最高速度は306km/hに達する。新開発されたZパターンの軽量折りたたみルーフメカニズムと、最適化されたエクステリアとシャシーにより、クーペと比較してわずか60kgしか増加していない。
構造的せん断パネルとシャシーコンポーネントを慎重に開発することにより、ヴァンテージ ロードスターは、走行フィールや洗練性を一切犠牲にすることなく、クーペの力強い運動性能とスポーツキャラクターを保っている。アダプティブ・ダンピング、ダイナミック・スタビリティ・コントロール、ダイナミック・トルクベクタリング、エレクトロニック・リア・デファレンシャルをクーペと共有することで、洗練されたダイナミズムも受け継いでいる。リア・ダンパー、アダプティブ・ダンピング・システム、ESPキャリブレーションは、このモデル専用のチューニングが施されている。
また、走行モード(Sport、Sport +、Track)もロードスター専用に調整され、ダイナミックなキャラクターと運動性能を実現している。この作業では、公道でもサーキットでも圧倒的なパフォーマンスを発揮できるよう、クーペから受け継がれた走行モード(Sport、Sport +、Track)をロードスター・モデルに合わせて調和させることによって、車両全体のレスポンスとエキサイティングな走行性能を高めている。
ヴァンテージ ロードスターは、クーペの並外れたドライビング・フィール、ラップタイム、コーナリング性能を維持しているが、ボディは独自のデザインに変更されている。Zパターンに折りたたまれるファブリック性のトップは、非常にコンパクトな電動開閉メカニズムを備えており、7秒以下で作動させることができる(オープン時:6.7秒、クローズ時:6.8秒、最大50km/hまで速度で作動可能)。ヴァンテージ ロードスターのコンバーチブル・トップの開閉時間は、自動開閉式システムを備えたクルマの中でも最短となっている。
スタックの高さが驚くほど低いため、2段式の積載スペースへの影響を最小限に抑え、シームレスなリア・スタイルを実現している。この分野において、アストンマーティンのデザイン・チームは受賞歴もある。トランク容量は200リットルで、フルサイズのゴルフバッグと付属品を積載することが可能だ。
ヴァンテージ ロードスターの導入とともに、クーペを含めたヴァンテージラインナップには、さまざまな新しいオプションが導入される。ヴァンテージ生誕の70周年を祝うために、オプションとして、アストンマーティンを象徴する“ベーン”グリルをクーペとロードスターの両方に導入。このグリルは、2018年にクーペが発表されたときに採用された、サーキット志向の“ハンター”グリルの代わりに装着することができる。オプションの合金ホイールの仕上げにも、新しい選択肢が加わっている。さらに、クーペ・バージョンには、愛好家向けオプションとして、7速マニュアル・トランスミッションを搭載することも可能になった。このトランスミッションは、当初はリミテッド・エディションのヴァンテージ AMRでのみ利用可能だったものだ。
アストンマーティン社長兼最高経営責任者(CEO)のDr. アンディ・パーマーは、ヴァンテージ ロードスターについて次のように述べている。「オープントップのアストンマーティンは、いつの時代もお客様から好評をいただいています。今回、ヴァンテージ ロードスターを発表することができて、非常に嬉しく思っています。多くの人にとって、オープントップ・スポーツカーを走らせることは、非常に爽快な体験であり、人生に活気をもたらします。ヴァンテージは、スリリングな走りでお客様を常に魅了してきましたが、ロードスター・バージョンを追加することにより、さらにアドレナリン溢れるパフォーマンスを実現することができます」
アストンマーティン・チーフエンジニアのマット・ベッカーは、次のように付け加えている。「コンバーチブル・スポーツカーは、クーペ・バージョンと比較して妥協を強いられるケースが数多くありますが、ヴァンテージ ロードスターは、正確、俊敏、印象的なハンドリング・ダイナミクスと、非常に優れた直進安定性を組み合わるという使命の下で、一切の妥協を排しています。そしてもちろん、コンバーチブル・トップを開放すれば、その素晴らしいエキゾースト・サウンドを堪能することもできます」
https://www.astonmartin.com/ja
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