納車は日本が世界で一番早い
50台の限定数に対して、1,000名以上の応募者があり、倍率は20倍を超えたというアルピーヌ A110 プルミエール・エディション。涙をのんだ人に、ようやく、2モデルが日本に導入され、予約受付が開始されることになった。
アルピーヌ A110に関しては、トップギアでも10点中9点という高評価で、TV番組でも使われている。こと自動車の評価に関しては、これまで険悪なムードもあった英国とフランスだが、良いものに関しては、素直に絶賛している。もしかしたら、ブレグジット以降の影響もあるかもしれないが。
広報の方に、日本市場での反響について伺ってみた。「とにかく、お問い合わせが多かったのが印象的でした。お客様は、ルノーをお持ちの方もいらっしゃいましたし、そうでない方からも多数お問い合わせいただきました。ルノーのお客様の中には、ルノーの他のモデルや、他メーカーとの比較をお尋ねになる方もいらっしゃるのですが、アルピーヌは、決め打ちでした。これまで実車をほとんどご披露できなかったので、申し訳ない気持ちもありましたが、今回のカタログモデルで、アルピーヌファンのお客様に1台でも多くお届けできるように努力したいと思います」
アルピーヌA110ピュアエディションとアルピーヌ・ジャポンのトマビルコCOOは「これからこれから日本に本格導入されるということで、今よりも幅広いお客の要望に応えるように致します」と抱負を語った。
今回導入されるのはピュアとリネージの二つのモデルで、ピュアが790-811万円、リネージが829-841万円。
購入方法は、9月25日から10月24日まで先行予約販売が行われるので、まずは下記のURLから申し込みを行う。
そして、申込金(15 万円)をカード決済した後、近くのアルピーノのディーラーで、手続きを行う。
嬉しいことに、ピュアとリネージは、日本のオーナーが一番に手に入れられることになりそうだ。なぜなら、日本では、ピュアとリネージの納車を、年末までに始める予定だからだ。これに比べてヨーロッパでは、年末までプルミエール・エディションの納車を行い、年が明けてからピュアとリネージの納車が開始されるということだ。これは、日本市場が重要視されているという証でもある。
アルピーヌ A110は初めての世界ラリーを制覇した記念すべきモデルだ。その名はアルプスから来ており、ワインディングロードが多い場所で楽しめるクルマなので、軽量であることが命題となっている。
ボディのデザインに直線は一切なく、全て曲面で出来ており、このルックスがアルピーヌA110の軽量さをイメージさせるという仕組みである。
ボンネットに輝くアルピーヌのロゴがVシェイプとなっているおかげで輝きもひときわ。ヘッドランプはすべてLEDだ。
エンジンは1.8L直4のターボで最高出力252ps、最大トルク320Nm。ゲトラグ製湿式の7速トランスミッションが組み合わされる。重量はフロント:リアが44:56で、駆動方式はMR。0-100km/h加速は、4.5秒となり、ギヤレシオは1速と2速が短めのストロークとなっており、これはヘアピンカーブを気持ちよくかけぬけることができそうだ。
ピュアは1,110kgと軽量で、俊敏性が高く、ドライビングプレジャーそのもの。ホイールはプルミエールの黒とシルバーから、すべてシルバーになっている。フロントソナーと、リアカメラが新しく採用された。インテリアはピュア・エディションとほぼ変わらないが、小物入れなどが増え、収納力がアップしている。ステアリングはプルミエール・エディションのアルカンターラから、オールレザーに変わっている。
リネージの方は、さらに快適性を高め、長距離も楽にこなせそうだ。18インチのホイールのデザインはA110やA310をモチーフとした、精悍なデザインとなっている。またフロントソナーとバックカメラもついている。
インテリアは、サベルトシートはピュアと共通だが、リクライニング、高さ調整、シートヒーターがついている。こちらは、体格の小さい人にとっては、嬉しい装備だ。また、ブラウンのレザーとブルーのステッチがあしらわれ、フレンチデザインのセンスが光っている。サブウーファーもついており、サウンドにもこだわった。
カーボンセンターコンソールやエアコンの縁やメータークラスターの部分についた、カーボンが、ピュアのマットに対して、リネージでは、ブリリアントとなり、よりゴージャスな雰囲気となっている。
プルミエール・エディションに関しては、実車を見ずして20倍以上の倍率だったというアルピーヌ A110。このカタログモデルの登場で、新たな記録を作る期待が寄せられる。
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