トルク1,356Nmの怪物。6.6L V8ディーゼルを積んだ幻の英国製スーパーカー「トライデント マグナ」の悲劇

6.6リッターV8ターボディーゼルから660ps、1,356Nmを叩き出し、航続距離1,600kmを謳った英国製スーパーカー「トライデント マグナ」。TVRを彷彿とさせる獰猛なボディの下に秘められた圧倒的スペックと、時代の激震に翻弄され歴史の闇へと消え去った幻のスーパーカーの軌跡を振り返る。


何だこれ?
一部はヴィーズマン(BMW製エンジンを積むドイツの少量生産スポーツカー)、一部は1990年代のTVRを思わせるボディの下にあるのは、ディーゼルエンジンを積んだ「2005年当時の未来のスポーツカー」だ。ディーゼルを覚えているだろうか? トライデントを覚えているだろうか? そう、前者は圧倒的なトルクと長大な航続距離を誇る低CO2燃料であり、後者は1990年代後半に復活したものの現在は消滅した英国のスポーツカーメーカーである。

実際に作られたの?
モーターショー出展用にクーペ、ロードスター、さらにはエステート(ステーションワゴン仕様)のプロトタイプが少数製作されたが、我々が実際にステアリングを握る機会は一度も訪れなかった。実に惜しい話だ。スペックは申し分なく魅力的だった。6.6リッターV8ターボディーゼルは最高出力660ps、最大トルク1,356Nm以上を発揮し、航続距離は1,600km超、燃費は21km/L以上、最高速度は306km/hに達したのだから。

今はどこにある?

我々が最後に耳にした2017年の情報では、トライデントは(フォルクスワーゲンのディーゼル不正問題という宴のぶち壊しを受けて)ディーゼルから水素パワートレインへと開発の舵を切っていたが、それ以降新たなプロトタイプが現れる気配はない。

=海外の反応=
「俺が知ってるトライデントはマセラティの三叉の槍だけだ。以上、閉廷」
↑「相変わらずアウディ R8は好きになれない。あの車には人を惹きつける独自の強みがない。だがもし当時噂されたV12ディーゼルを市販化できていたら話は別だった。このトライデント マグナの見た目は最高だし、市販されていれば間違いなく売れたはずだ」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2026/09/95310/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア ジャパン 074

アーカイブ