JASモータースポーツは、ホンダのツーリングカー、シビック タイプ Rで近年成功を収めている。先代のFK8はFIA世界ツーリングカー選手権で優勝し、FK8を駆るパートナーチームは世界各地でTCRレースにおいて、397勝を挙げている。
そして今、新たな1台が誕生した。あるいは、もうすぐそうなると言った方がいいか。上の写真のタイプR FL5 TCRは現在テスト中で、2023年のどこかの時点でレースデビューを果たす予定だ。
イタリアでJASが開発したもので、先代に比べてダウンフォースが増し、「コーナリングの安定性が向上」し、ドライバーの安全性が高まったと言われている。また、ロードゴーイングカーであるタイプ Rの2.0リッターターボ4ポットをレース用に改良したものが使用される。
コックピットも一新され、情報満載のダイヤルディスプレイやドライバーの冷却性能もこれまで以上に向上している。些細なことのように聞こえるかもしれないが、これらはむしろ重要なことなのだ。今のところ、わかっているのはこれだけだが、上のカモフラージュ画像を見ると、あの切り立ったリアアーチと、フロントの軽量であることを示すホンダバッジがある。とてもカッコいい。
さて、どうだろう?このレーシングFL5は、かつてのFK8と同じように成功するのだろうか?