【007になりきれ 】アストンマーティンが世界25台限定で復刻生産した DB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーションを日本初公開



アストンマーティン・ジャパンでは、アストンマーティン・ワークスが2020年に25台限定で復刻製造を行なったDB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーション最後の1台をアジア・パシフィック地域で初公開。東京ミッドタウン日比谷で開催中のイベント「HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2022」と連動し、同施設1Fアトリウムで展示するほか、アストンマーティン青山ハウスでの展示も行う。

1964年公開の映画『007/ゴールドフィンガー』は2つの意味で記憶に残る作品だった。1つは1964年の映画界で世界興行収入1位の作品になったこと。そしてもう1つは、ショーン・コネリー演じる主人公ジェームズ・ボンドが操る“アストンマーティンDB5ボンドカー”が、主役以上の活躍と印象を残し、映画007シリーズの象徴となるとともに、レースなどでの活躍以外でアストンマーティンの名を世界的に広げる大きなきっかけとなったことである。

この映画に出演したアストンマーティンDB5は、1963年7月に前作DB4の後継車として発売された現代のDB11の祖というべきモデルで、クーペとオープンのヴォランテ、高性能版のヴァンテージを合わせて1965年までに1021台が生産されたといわれている。

そのDB5が最後にラインオフしてから55年が過ぎたのを記念して、アストンマーティンのヘリテイジ部門であるアストンマーティン・ワークスが、 映画007シリーズの製作会社であるイーオン・プロダクションズとの共同プロジェクトとして復刻製造を行なったのが、DB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーションだ。

復刻にあたりアストンマーティン・ワークスではオリジナルのDB5を徹底的に分解、スキャンして正確な3Dデータを作成。トリプルSUキャブレターを装着し290bhpを発生する軽合金製の4L直列6気筒DOHCユニット、ZF製の5速MTギヤボックス、サーボ付きガーリング・タイプ4輪ディスクブレーキ、細い鋼管を組み合わせたボディフレームに、アルミパネルの外皮を貼り合わせた“スーパーレッジェーラ工法”のボディに至るまで、すべてを完璧に再現した。

さらにイーオン・プロダクションズの特殊効果監督であるクリス・コーボールドOBEの監修の元、フロントのマシンガン、前後の回転式ナンバープレート、リヤ・スモーク噴霧器、リヤ・オイル噴射装置、トランクリッドの格納式防弾版、センターコンソールのレーダーといったボンドカーならではの特殊装置も再現。もちろんマシンガンは銃口のLEDが発光する模擬装備で、オイル噴射装置から排出されるのも水になるが、リヤフロアからのスモークは、映画さながらの量と濃度の白い煙を一定時間噴射できるようになっている。

かつてDB5が製造されていたバッキンガムシャーのニューポート・パグネルで2020年から生産が行われたDB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーションは、熟練の職人の手によって1台あたり4500時間をかけて製造。275万ポンド(税抜/4.7億円)で販売されたが、その最後の生産車がアジア・パシフィック地域として初めて日本に持ち込まれ、公開されることになった。

まずは、10/27(木)~11/2(水)にかけて東京ミッドタウン日比谷 アトリウムで展示し、「HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2022」を盛り上げる。さらに11/3(木)~11/14(月)にかけては、アストンマーティン青山ハウスで展示を行う予定だ。

ぜひアストンマーティン・ワークスの素晴らしいクラフトマンシップと、古き良き007シリーズの世界を体感するために、会場へ行って、ボンド気分に浸ってみよう。




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