これが最後のジャガー Fタイプ ICEスポーツカー誕生から75年、ひとつの時代の終わりを告げる特別仕様車



ジャガーは、不条理なほどハンサムなFタイプの新しい特別仕様車を公開したが、それは同社が製造する予定のFタイプの最終ランとなる。75年にわたるジャガーのガソリンエンジン搭載スポーツカーの歴史に幕を下ろすことになった。

このビッグキャットの歴史に幕を下ろし、驚異的な速さを誇るXK120に始まる時代の終わりを告げるのは、いくつかのバッジ、新しいアロイホイール、センターコンソールの新しい「ユニークな」シルエットのモチーフだ。また、ホイールキャップとグリルバッジは、赤から黒に変更されている。

75エディションは、444bhpのスーパーチャージドV8と、567bhpの超スーパーチャージドV8を搭載したモデルのみとなる。この2つの出力とシリンダーレイアウトは、視覚的な装飾の欠如よりも、むしろ重要であることにお気づきだろう。

これらの特別仕様車には、ジャガーのアダプティブダイナミクスシステムが標準装備され、高剛性アルミダイキャスト製リアナックル、大型ホイールベアリング、アクティブ電子リアデフ、R 75用の改良型アッパーボールジョイントなど、ハードウェアの微調整が加えられている。もちろん、全輪駆動はR 75のみで、444bhpのV8 75にはオプションとして設定されている。

それ以外は、最後の砦として、そのままの姿で登場する。もちろんエントリーグレードも用意されているが、こちらには75のバッジがない。ジャガーの4気筒2.0リッターターボ「インジニアム」ユニットを搭載し、296bhpを後輪に伝達することが可能だ。0-97km/h加速は5.6秒。V8エンジンの方が明らかに速い。

そして、より高価だ。4サイクル車は67,825ポンド(1,100万円)から、P450 RWD 75コンバーチブルは83,920ポンド(1,335万円)から、そして最高級の567bhp R 75 AWDクーペは102,870ポンド(1,655万円)からとなっている。1948年に登場したXK120の誕生から75年目となる2023年の納車に向けて、現在、すべてのモデルが注文可能だ。

Fタイプの統計データはご存じだろう。そして、そのストーリーも。ジャガーが完全な電気自動車会社として次の人生を歩み始めるためには、Fタイプが終了しなければならないことも、心の底ではわかっているはずだ。だから、これは終わりでもなければ、終わりの始まりでもないのだろう。もしかしたら、始まりの終わりに過ぎないのかもしれない…。


=海外の反応=
「せめて2025年まで残してくれると思ったのだが…残念。それにしても、こんなに見つめ続けられるほど美しいクルマなのに」
「SVRがないのか😭」

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