道交法改正でボッシュがCDRテクニシャン認定トレーニングを開催



2022年7月に道路交通法が改正され、新車へのEDR装着が義務化された。…と聞いても、初めての人が多いかもしれない。池袋で発生した暴走事故では、事故の検証にあたり「EDR」の解析結果が用いられている、といえば身近に感じられるだろうか。EDRとは、Event Data Recorder(イベントデータレコーダー)の略で、エアバッグが作動するような衝突の前後の時間において、車両速度など車両情報に関わる情報を、全て事故5秒程度前まで遡り時系列で記録する装置・機能のこと。EDRを解析するには「CDR」と呼ばれるデバイスが必要であり、このCDRの取り扱いにあたっては、専門知識のあるCDRテクニシャン/アナリストの立会が必須である。

現在、日本では年間150万件の交通事故が発生しており、そのうちEDRのデータを活用できているのは4000件程度に留まっている。さらに、CDRアナリストは現状で350名ほどしか登録されていないため、公平・迅速な事故検証のためにはCDRアナリストの増員が急務となっているのだ。

そこで、自動車メーカー各社との契約により、EDRデータを読み取り、レポート化する“Crash Data Retrieval CDR”ツールの米国の新車販売における対応シェアの90%を提供するBOSCHが、CDRテクニシャン/アナリスト認定トレーニングを開催する。日程は下記のとおり。

・第5回 CDRテクニシャン認定トレーニングプラス
【日程・時間】 2022年8月16日~8月18日(3日間) 9:30~18:30
【会場】 株式会社あいおいニッセイ同和自動車研究所 埼玉県さいたま市岩槻区上野6-7-1
【コース内容】 2日間の座学・実技でEDR読み出し、記録方法、機器の使用方法を習得。
3日目にJARWA監修の車体計測方法を学び、必要な技能と車体損傷診断技術を習得する

・第4回 CDRアナリスト認定トレーニング
【日程・時間】 2022年8月22日~8月25日(4日間)
【会場】 オンラインでの実施となります(SkypeかMS Teams Invitationにて開講)
【コース内容】 EDRの読み出し及びCDRレポート解析に必要な基礎、テクニックを5日間で習得。

道路交通法改正を機に、今後の事故検証のカタチが変わっていく。気になった人は、下記までお問い合わせを。

ボッシュサービスソリューションズ内
ボッシュアフターマーケット事業部
TSS 研修・認定 管理事務局
電話番号:03-5213-6657
E-MAIL:BOSCHSERVICESOLUTIONS.JP@JP.BOSCH.COM
https://ap.boschaftermarket.com/jp/ja/equipment/solutions/cdr/

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