マセラティが夏に向けて、MC20 チェロでスパイダーに衣替え 322km/hを誇るゴージャスな新型車に変身

これは新型マセラティ MC20 チェロ(Cielo)という名前のスパイダーで、マセラティの略語で「素敵、オープンカー、カーボンファイバー製スーパーカー」を意味する。そう、ようこそ夏へ。日本での価格は3,385万円を予定しており、オーダー受付を開始中。デリバリー開始は2023年初春を予定している。

MC20 クーペと同様、このオープントップのチェロは、マセラティの新型3.0リッターV6「ネットゥーノ」ターボエンジンを中央に搭載している。MC20 チェロの新しい開閉式ルーフは、V6ノートをより多く、より長く楽しむことを可能にする。

パワフルなエンジンは、3,000rpmから630psと730Nmのトルクを発揮し、3.0秒で100km/hに到達、0-200km/hは9.2秒、最高速度は322km/hに達することが可能だ。MC20 クーペと同じアクティブサスペンションを採用し、シエロの車重はMC20クーペよりわずか65kg重い1,540kgとマセラティは伝えている。

ルーフは透明なガラスでできており、そのサイズも大きい。マセラティによれば、その表面積は1/2平方メートル以上。電動格納式で、ボタンに触れるだけでわずか12秒で開閉する。さらに、ボタンに手をかざすと、ポリマー分散型LCD技術により、ガラスが透明から不透明に変化する(逆も同様)。

エレクトロクロミック・ルーフは「事実上」すべての気温で使用可能で、「完璧な熱密封と車内ノイズの低減を保証する」と言われている。もちろん、ルーフを下ろしているときは別だが。

チェロには、MC20クーペと同じカーボンファイバー製モノコックが採用されているが、カーボンファイバーの積層に工夫が凝らされている。MC20 クーペが軽量化を目指しているのに対し、MC20 チェロのモノコックはねじれ剛性を高めるために設計されているのだ(電気自動車のMC20は、バッテリーを搭載するため、より強固なモノコックが採用される)。

MC20 クーペのリアウィンドウは、開閉式ルーフを格納するキャノピーに変更された。また、MC20クーペのリヤウインドウは、リトラクタブルルーフを収納するためのキャノピーに変更されている。また、リアには巨大なトライデントもついている。うっかり、自分の車種を忘れても大丈夫なように。

また、フロアにも工夫が凝らされ、車体下部の空気の流れを良くし、「高い空力負荷」を発生させることができるようになっている。

キャビンもMC 20クーペと同様だが、ひとつだけ小さな改良が加えられている。さまざまなモードを調整するロータリーコントローラーがデジタル化され、ウェット、GT、スポーツ、コルサ、ESCオフが切り替わるようになった。ステレオも充実し、10.25インチのディスプレイを搭載している。

英国での価格は未定だが、188,000ポンド(3,015万円)のMC20より高い値段になることが予想される。


=海外の反応=
「コンバーチブルの方が似合うと感じる1台だ。絶対的な魅力」
↑「ジャガーCX-75やポルシェ918スパイダーと同じ…」
「クーペは四角い魅力でメトロっぽさがあった。これはもっと美しい。私は買いたいと思っている。けど、先立つものが…」
「MC20は既に可愛かったけど、これは絶対的に驚くほど魅力的だね。マクラーレンが12Cの幌を取ったら、さらに格好良くなったのを思い出す」
「最も美しいスーパーカー/スポーツカーの一つだ」
「これは本当に醜く見えてしまう。クーペは、シンプルであることによって、美しいが、これと同じ外観は、911コンバーチブルじゃないか。MC20の場合は、そのルーフ付きの方がいいと思う」
「これかヴェノムか、迷うことなくこれだ」
「このままだと、もっと好きになりそう」
「これってマセラティ?どうやって見分けるの?ってくらい、個性がない」
「リアデッキにある巨大なマセラティバッジのファンだ」
↑「おぉ、すごい。それは気づかなかった。うん、僕も気に入った」
「いつもだと、こういうのはダサいと思うんだけどね。 しかし、透明なエンジンカバーの代わりとして本当に効果的だ」
「とても美しい。このところ、当たり障りのない、あるいは醜い(BMW、キミのことさ)新車ばかりなので、いい変化だ」
↑「この車は本当にかなりダサい音で、V6のエキゾーストノートとしては最悪で、新型Zと競合している」

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