ピレリは、新製品 Cinturato ROSSO (チントゥラート・ロッソ)を 3 月より順次販売開始する。価格はオープン。全国のイエローハットグループ各店で 3 月より順次先行販売される。
ピレリ Cinturato ROSSO は、リプレイス市場をターゲットとしている。Cinturato ROSSO のトレッドは快適なドライブを提供すべく設計されており、ウェット路面でもドライ路面でも安全なドライブができるようパフォーマンスが向上している。そして、最新のクロスオーバー、SUV、ミニバン、セダン用に 16 インチから 19 インチまでの 20 サイズが用意されているのだ。
また、Cinturato ROSSO は、日本自動車タイヤ協会(JATMA)のウェットグリップ指標の最高グレードであるラベリング a を全サイズで取得している。さらに、環境にも配慮して JATMA の転がり抵抗のラベリング AA/A を取得している。これにより、排気ガスを削減するとともに車の燃費向上にも貢献している。
Cinturato ROSSO は、トレッド部に発生する力を滑らかに変化させるために、フルデプスの溝を持つリブと、そのリブを横断するサイプを配置している。これにより、快適な乗心地とドライビングプレジャーを提供する。そして、センターリブに配置された魚のうろこ状のリブが、タイヤが回転するときに穏やかに剛性を変化させ、タイヤの低騒音化を実現している。
また、他のピレリ製品と同様に安全性を重視。高いブレーキ性能とハンドリング性能は、滑らかなショルダー形状と溝面積比率の最適化により実現している。ウェット性能は、主溝に加えてトレッド上に配置された細い周方向の溝により向上した。この周方向の溝は荷重がかかった時にのみ溝が開き、排水性を高め、ハイドロプレーニング現象が発生するリスクを低減させる。そして、さまざまな深さを持つ横方向に配置された溝が、接地面の横方向への排水性をさらに高めている。
Cinturato ROSSO の登場により、1950 年代から続くピレリの Cinturato ファミリーが拡充された。この新しいCinturato ROSSO は、1950 年代から今日に至るまで形作られ守られてきた、ピレリの安全に対する基本理念を引き継いでいる。Cinturato ROSSO は、リプレイス市場において、優れたハンドリング性能と乗心地を備えたまさにプレミアムな選択肢となる。
ピレリの技術的イノベーション、サステナビリティの精神、バーチャルシミュレーションを礎に開発 ピレリの技術は、110 年以上にわたるモータースポーツ活動を通して育まれたイノベーションによって培われたものだ。現在ピレリは、350 以上の四輪、二輪のモータースポーツイベントに参加している。そして、2011 年からはFormula 1 世界選手権の単独タイヤサプライヤーを務めている。バーチャルシミュレーション技術のようなモータースポーツで培われた技術は、今や、一般で使われるタイヤにも反映されている。静的シミュレーターやバーチャルモデルによるデータ解析により、Cinturato ROSSO の性能目標は開発の早い段階で達成された。それにより、ピレリのサステナビリティ精神に則り、実際に試作するタイヤの本数を従来よりも削減させ、環境負荷を減らすことに成功した。ピレリではビジネス戦略として、持続可能性のある開発を重視している。そのため、原材料から開発、製品寿命に至るまで、それぞれのタイヤのライフサイクルにおいて、厳しい目標を設け、サステナビリティの向上に努めている。
https://www.pirelli.com/tyres/ja-jp/car/catalogue/product/cinturato-rosso