スペシフィケーション: アストンマーティン DBX
エンジン:3982cc
パワー:550hp
0-100km/h:4.5秒
価格:23,450,000円
アストンマーティン
2019年11月に北京とロサンゼルスで開催された発表会でDBXが初公開されたとき、このモデルは「アストンマーティンを救う車」と謳われた。2020年7月に生産が開始され、それから1年あまりが経過して、2021年の最初の9カ月間の販売台数が発表された。
まだ黒字ではないのだが、1月から9月の間にアストンマーティンは4,250台の総販売台数を報告しており、そのうち51%がDBXによるものである。この統計だけを見ると、DBXは成功していると言わざるを得ないのだが、私はここ英国の路上で2、3台しか見たことがない。
おそらく、2019年の発表の場として選ばれた場所は、アストンが実際の販売活動をどこに集中させているかのヒントになるだろう。いずれにしても、英国の道路での希少性は、この車の魅力を多少なりとも高めていることになっている…。
噂されているV12や必要性の高いプラグインハイブリッド仕様は、間違いなくこのモデルの販売をさらに促進するだろううが、DBXのスタイリングを気にしない人もまだいるはず。下にあるコメントを見ると、この問題についてはかなり意見が分かれているようだが、個人的には、とても控えめでありながら、紛れもなくアストンマーティンであるという点が気に入っている。
とはいえ、DBXが控えめすぎるという方のために、ドイツの改造会社マンソリーが、「コンプリートビークルコンバージョン」と称して、このモデルを発表した。これには、2つの巨大なスポイラーを備えたアグレッシブなボディキット、24インチホイール、800bhp、そして大部分がライムグリーンのインテリアが含まれている。
人それぞれではあるが、私はどちらかというとエレガントなオリジナルにこだわりたいと思っている。
エレガントといえば、新型レンジローバーの外観も素晴らしく、間違いなく素晴らしいクルマになるだろう。エントリーポイントもDBXよりかなり安いのだが、オンロードでのハンドリングはアストンほどピンとこないかもしれないし、発売後すぐにイギリスの道路で当たり前のように使われるようになるのは間違いないだろう。
ここは、DBXの電動化が実現することを期待しよう。DBXの電動化が実現すれば、アストンマーティンは2021年仕様のタッチスクリーンを追加するだけで、レンジローバーの主な利点のうちの2つが解決されることになるからだ。
=海外の反応=
「SUVとしては非常にエレガントであることに同意する。実際、限定生産されていないアストンの中では、内外を問わず最も見栄えのする車であることは間違いないと思う。これはあまり意味のあることではない。他の車はもっと時代遅れの内装で、顔はヒゲクジラのようだが、この車は少なくとも均整がとれている。もし私がこの車を買うのであれば、なぜベンテイガを買わないのだろう?ってこと。確かに繊細さに欠けるので、2つの間で迷っている多くの人には魅力的に映ると思う。しかし、最新の技術が投入されており、実際に室内は豪華だ。もし、繊細でリベラルでないバージョンが欲しかったら、カイエン ターボがある。この車が最も近い関係にあるメルセデスは、間違いなくA220dを大きくしたようなものだが、より2021年を感じさせ、実際にキャビンがより高級に見えるのは確かだ。アストンにとっての一番の望みは、メルセデスの買収であり、私はそうなることを心から願っている」
↑「面白いことに、このセグメントが発展・拡大するにつれ、カイエンは蜂の巣に襲われた醜悪な911から控えめなオプションへと進化し、私が絶対に選ばない車から、このクラスから何かを選ばなければならない場合の車へと進化してきたのだ。DBXはまだ蜂の巣のような状態だ。果たしてアストンはこのゲームに勝てるのだろうか」
「DBXは失敗だ。彼らの伝統を継承するチームは冗談のようなもの」
「マニアックな車を買ってくれる人が少ないので、主流になる必要がある。メインストリームに乗り、話題のSUVを発売しなければならない。あれ、どこかで聞いたことがあるような?数十年前、ポルシェはこの方法で救われた。CGT、918、GT2を生み出して…」
「お金のかかる商品であるはずなのに、この売り上げは大したことがない。DBXは2000台程度しか売れなかったのだろうか?アストンマーティンを救うには、車ではなく、新しいリーダーシップが必要」