トーサス プレトリアン(Torsus Praetorian)のオフロードバスを覚えてる?まるで黙示録的な学芸会のためにデザインされたようなものだったよね?それが2021年に向けてアップデートされ、多くの新機能が追加された。
プレトリアンは、6気筒のディーゼルエンジンを搭載しているが、出力とトルクはそれぞれ286bhpと1,150Nmに向上している。ヘビーデューティーな4x4トランスミッションにより、65%の傾斜(およそ3分の1)を「簡単に」登ることができるとトーサスは言っている。
さらに、MAN社製のシャシーとミシュラン社製のXLRタイヤを採用することで、極寒や極暑といった過酷な環境にも対応することができる。過酷な環境を身近な例で想像するとすれば、ロンドンのラッシュアワーのような状況だ。いや、ラッシュアワーだったら、日本のがすごいけどね…。
そのために、エアコンを刷新し、わずか15分で室内を60℃から20℃まで冷やすことができるようになった。また、暖房システムと断熱材により、外気温がマイナス10℃であっても、20℃以上を維持できるようになっている。
トーサス社のCEOであるヴァフタング ジュカシビリは、次のように述べた。「我々の使命は、我々の4x4大型バスが世界で最も困難な運転環境を克服し、他の車両では到達できない場所に人や機器を安全に輸送することです。これを達成するためには、細部に至るまでの厳格な注意と、最高のものだけを提供するというこだわりが必要です」
また、LED照明は4,100ルーメンと、一般的なハロゲン電球の3倍以上の明るさを実現。また、空圧式のフットステップを採用してアクセスを容易にしたほか、新しい防火システムを導入して炎上を防止している。
外装にはミリタリーレベルのエラストマー(力を受けても元の形に戻る素材)パネルを採用し、耐久性と耐衝撃性を実現しているが、トーサス社はバスが受ける可能性のある衝撃の性質を明示していない。軽度の落石?重い銃撃?聞かない方がいいみたいね。
内部では、35人の乗客全員がより快適に過ごせるよう、内装が改良されている。また、外の不毛な土地を見たくない人のために、各座席の後部にはスマートフォンやタブレットと同期するスクリーンが設置されている。繰り広げられる終末論から目をそらすには最適だ。その場合、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は見るのを避けたほうがいいだろう。
=海外の反応=
「こういうの、大好き」
「キャンピングカーの改造に最適」
「けど、いくらよ、コレ?」