ホンダはアメリカ市場向けに、サーキット専用車の306psのターボ4気筒エンジンを販売することにした。
話は2017年に遡る。ホンダはアメリカでシビック タイプ Rのクレートエンジンの限定生産を発表したが、それはホンダレーシングラインのメンバーとレースチームのみが使用できるもので、ロングブロック、オルタネーター、ターボ、スターターモーターのみが含まれていたものだった。ちなみに「クレート」とは、木材で作った運送用の木箱のこと。木箱に詰められて送られてくると、すぐにクルマに乗せられるエンジンという意味あいを持つ。
ホンダパフォーマンスディベロップメント(HPD)は、K20C1エンジンをサーキット専用車プロジェクトに搭載できるチャンスを、アメリカ中の人々に提供する。
このパッケージには、HPDが開発したECU、エンジンスワップハーネス、アクセルペダルが含まれており、幅広い車種に簡単に装着できるようになっている。このパッケージを購入すると、ホンダがスワップの技術サポートを提供してくれるというから、安心だ。
そのエンジンはもちろん、米国仕様で306hp、400Nmを発揮する2.0リッターターボ4気筒だ。ホンダは「簡単で、手頃な価格で、信頼性の高いスワップアプリケーション」を実現すると言っている。
それが、どんだけ手頃な価格で提供されるのか、っていうことは実際には確認できていない。2017年には、基本的なエンジンは6,000ドル強(63万円)だったが、コントロールパッケージと組み合わせた場合、どれくらいの価格になるのかは不明だ。
それでも、タイプRエンジンで、失敗におわるアプリケーションについての悪夢を見るには十分なもの。ネット民の方々、キミなら、どんなクルマとか車両にコイツをぶっこむだろうか?
ーと問いかけていたら、たちまち海外からコメントが集まったー
「80年代のアコードか、スーパーサルーンだな」
「ホンダ フィット一択でしょ」
「MR2 SW20かな。トヨタ/ロータスのV6に換装するのも面白そう」
「ルノー クリオ 182!」
「NA/NBのマツダ ロードスター。ロードスター以外考えられない」
「EK4のシビックにするよ。もしくは赤いFN2。動かないだろうけど、初代か2代目のフィットもいいな」