これぞマジもんのマジ!アストンマーティン「Q」製作の007ボンドカー

いやはや、007ボンドファン、いや、ボンドカーファンは泣くわ。だって、アストンマーティンの「Q」が製作したボンドカーが発売されるっていうんだから、これぞ、マジもんのマジのボンドカーだ。
アストンマーティンは、映画007シリーズの25作目となる『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開を記念して、この映画からインスピレーションを得た2台の特別な007スペシャル・エディションを発売する。アストンマーティンおよびメトロ・ゴールドウィン・メイヤースタジオで映画007シリーズを制作しているイーオン・プロダクションズとの新たなコラボレーションにより、限定100台のアストンマーティン ヴァンテージと限定25台のDBS スーパーレッジェーラのエキサイティングな新しい007エディションが製作された。合計125台となっている。
DBS スーパーレッジェーラ 007エディションの推奨小売価格は279,025ポンド(3,900万円)から、ヴァンテージ 007エディションの推奨小売価格は161,000ポンド(2,250万円)からで、本日より販売が開始される。最初の納車は2021年第1四半期に開始される予定だ。これは、注文が殺到しそうである。

2020年11月に全世界で公開される映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』には、アストンマーティンを象徴する4台のスポーツカー(クラシックなアストンマーティン V8、最新ボンドカーのスーパーGT、DBS スーパーレッジェーラ、近日発売予定のミッド・エンジン・ハイパーカーであるアストンマーティン ヴァルハラ)が登場する。トップギアのボンドカー動画もご覧いただけると嬉しい。
『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開を記念した2台のスペシャル・エディションは、アストンマーティンのパーソナライゼーション・サービス部門、「Q by アストンマーティン」が製作する。究極のオーダーメイド・パーソナライゼーション・サービスを提供する「Q by アストンマーティン」は、今回のようなスペシャル・エディションの製作だけでなく、アストンマーティン・オーナーの皆様に「Q by アストンマーティン –コミッション・サービス」と呼ばれるプログラムを通じて、顧客の好みを完璧に反映したスポーツカーを提供している。

今回製作される2台のモデルの最初の1台は、1987年に公開された『リビング・デイライツ』でデビューし、最新作の『ノー・タイム・トゥ・ダイ』にも登場するアストンマーティン V8にヒントを得たヴァンテージ 007 エディションだ。最新作では、ジェームズ・ボンドが、ロンドンに所有する個人的なガレージに保管してあったアストンマーティン V8のカバーを取り去る、印象的なシーンを見ることができる。
ヴァンテージならではのスポーティなスタイルとアグレッシブなパフォーマンスをベースに製作された007エディションは、アストンマーティン V8の特徴となっているクロームベゼル付きの専用メッシュグリルによって、スタイリングがさらに強化されている。さらに、映画に登場するV8のロケット噴射のハザード・ストライプにヒントを得た、イエローの破線ディフューザーといったディテールも含まれている。ヴァンテージ 007エディションでは、『リビング・デイライツ』のV8に装着されていた「雪上走行用」のスキー・アウトリガーにインスピレーションを得た、限定版スキー/スキー・ラックのセットを注文することも可能ということで、雰囲気満点。
ボディカラーはカンバーランド・グレーで、インテリアはオブシディアン・ブラック・レザーとダーク・クローム仕様となり、マニュアル・トランスミッションを装備したセンターコンソールには、007のロゴが配置されている。ディテールへのこだわりを示す一例として、このリミテッド・エディションのサンバイザーには、ラジオ局の周波数である「96.60(FM)」が刺繍されている。
映画007シリーズの熱狂的なファンであれば、この周波数がロシアの警察無線の周波数で、『リビング・デイライツ』の中で、彼が脱出するためにこの周波数を利用したことをご存じのはず。
シートには、映画に登場したV8を想起させる伝統的な縦方向のステッチ・パターンが施され、シートバックはカーボンファイバー製で、『リビング・デイライツ』で主役を務めたジェームズ・ボンド(ティモシー・ダルトン)とカラ・ミロヴィ(マリアム・ダボ)の追跡シーンで印象的な役割を果たしたチェロの「fホール」をモチーフにしている。

センターコンソールには、映画のボンドカーに採用されていた様々な武器やデバイスを操作するためのスイッチを模してレーザー刻印されたガジェット・プレートが装着されている。これらのスイッチには、ロケット・モーター、ミサイル、レーザー、ターゲット・ディスプレイ、スキー・アウトリガーが含まれる。シフトレバーに刻まれた十字線は、映画のシーンに登場したミサイル誘導システムを暗示。ヴァンテージ 007エディションは、全世界で100台が限定生産されます。トランスミッションは、マニュアルまたはオートマチックを選択可能で、サイド・ストレーキにはヴァンテージエンブレムが装着されている。

アストンマーティン副社長兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、次のようにコメントしている。「007エディションの製作は、伝説的なボンドカーを現代へと蘇らせるという点で、私たちにとって常に非常にエキサイティングな挑戦となっています。今回、映画007シリーズに登場したボンドカーのスタイリングを細部にわたって採用したスポーツカーを発表することができて、大変光栄です。これらのリミテッド・エディションは、映画および自動車の両方の歴史において非常にユニークなクルマを所有するという、特別な機会をお客様に提供するものです」

そして、もう1台は、アストンマーティン・ラインナップの頂点に君臨するDBS スーパーレッジェーラ。
世界限定わずか25台のこのクルマは、最新作に登場するDBS スーパーレッジェーラと同一の仕様が採用され、圧倒的な存在感を特徴としている。

DBS スーパーレッジェーラに搭載される5.2リッターV12ツインターボ・エンジンは、715hpの最高出力と900Nmの最大トルクを誇る。この最大トルクは、アストンマーティンがこれまでに製造してきた市販車中、最強の数値だ。

この強力なパワーユニットに加え、DBS スーパーレッジェーラ 007エディションには、その魅力をさらに高めるスタイルおよびデザイン・エレメントが追加されている。ボディカラーには特別なセラミック・グレイが採用され、ルーフ、ミラー・キャップ、スプリッター、ディフューザー、リアのエアロブレードII™には、ブラックカラーのカーボンファイバーが採用されている。
また、007エディション専用の、印象的なダイヤモンド旋削仕上げによるグロスブラックの21インチY字スポーク・ホイールも装着される。このスペシャル・エディションには、ブラック・エナメルを使用したクローム仕上げの007フェンダー・エンブレムも装着されている。さらに、リアスポイラー・ブレードには、ステンレス・スチール・シルバーの007フォイル(箔押し)も配されている。
インテリアを見ると、コックピットは暗色系のカラーで統一され、レザー張りの豪華な室内には、シートの輪郭を強調するレッドのステッチが施されている。さらに、ドア・カード、アームレスト・バックル・バッジ、リアのサブウーファー・カバーには、007ロゴが装着されている。
ドアシル・プレートには、このクルマがわずか25台限定のスーパーレッジェーラ 007エディションであることを示す刻印が施された。
将来的にはプレミアムもつきそうだし、完売必至だと思われるので、問い合わせはお早めに。

https://www.astonmartin.com/ja

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2020/08/24261/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ