予約金4000万円でも希望殺到のアストンマーティン
来週からF1シーズンが開幕するがその直前にアストンマーティン レッドブル レーシングのドライバーであるマックス フェルスタッペン選手とピエール ガスリーが青山のアストンマーティンハウスを訪ねてトークショーを行った。
アストンマーティンといえば、先日も紹介した通り、ジュネーブモーターショーでミッドシップエンジンの新モデルを発表したばかりだ。アストンマーティン マネージングダイレクターの寺嶋正一氏によれば「2016年にDB11、2017年にヴァンテージ、2018年にDBSスーパーレッジェーラが発表されて、アストンマーティンの2ndセンチュリープランが着々と進められています。そして今年の末ぐらいには、アストンマーティン初のSUVであるDBXの発表を控えています。今回のジュネーブモーターショーではヴァルキリー、ヴァルキリー AMRプロ、プロジェクト003、ヴァンキッシュ ビジョン コンセプトといった、4台のミッドシップを紹介しまして、ミッドエンジンファミリーを形成しています。ヴァンキッシュ ビジョン コンセプト の量産バージョンには、アストンマーティンが新開発した V6 ターボチャージャー・エンジンが搭載されまして、このユニットは、プロジェクト 003 においては、ハイブリッド・ターボ・エンジンとしてデビューすることになり、自社製エンジンの復活を意味しています」とかなり意欲的な様子が伺える。
AMRプロジェクト 003は500台限定で生産され、ジュネーブで好評を博し、かなりの予約が入ってしまい、すでに残りわずかだという。車両価格はまだ公表されていないが、予約金は日本円で4000万円というから、4000万円などなんてことない富裕層は世界中にたくさんいるようだ。
その後大きな拍手とともにマックス フェルスタッペン選手とピエール ガスリー選手が入場し、トークショーが始まった。二人とも日本は初めてというわけではなく、フェルスタッペン選手は和牛が好きだということだ。
「今回初めてホンダのエンジンを搭載したRB15は、バルセロナで走ったけれど、そのフィーリングはとてもポジティブなものでした。この先どれだけこのマシンの潜在能力を引き出せるかどうかが鍵となどでしょう」とガスリー選手が答えると、フェルスタッペン選手は「まずはマシンに慣れていくのが何よりも大事だと思います」と答えていた。
アストンマーティンのクルマについて聞かれると「007が大好きでアストンマーティンファンであるというガスリー選手は「ロサンゼルスでDBS スーパーレジェーラに乗りましたが、申し分ない出来だと思っています。また、AMRプロジェクト003については、公道で走れる良いバランスを持った、運転しやすいクルマだと思います」とのことだった。
「メルセデスやフェラーリなど強豪チームはたくさんいますが、頑張って良い結果を残したいです。10月の鈴鹿は好きなコースの一つでもあるので、多くのサポーターの方に見に来てもらってたいと思っています」
トークショーが終わった後は、抽選で当たるサイン入りキャップにサインをしたほか、ファンの人たちと記念撮影をするなど気さくな人柄が感じられた。これから始まるF1シーズンに向けて、二人の意気込みが十二分に感じられるイベントとなった。
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