88台限定のアストンマーティン V12 Speedster リミテッド・エディション


2020年後半デビューの限定88台はDBR1とCC100 Speedster Conceptからインスピレーション

アストンマーティンがニューモデルのV12 Speedsterを、88台限定で生産することを発表した。V12 Speedsterは、今年後半にグローバル・デビューを予定している。アストンマーティンの栄光の歴史を称え、エキサイティングな未来を示す特別なモデルは、わずか88台で限定生産され、現在注文を受け付けている。生産は、ハンドメイドで行われ、2021年の第1四半期から納車が開始される予定となっている。

V12 Speedsterは、アストンマーティンのパーソナライゼーション・サービスである「Q by Aston Martin」と、才能溢れるデザイナーおよびエンジニア・チームが一丸となって製作したモデルで、ドライバー重視の本格的な2シーター・スポーツカーのデザインとモータースポーツおよび航空学における最先端のテクノロジーをエレガントに組み合わせた、エンスージアスト向けのドライビング・マシンだ。

ニューモデルのデザインは、1959年のル・マン24時間レースとニュルブルクリンク1000kmレースを制した伝説的なDBR1およびアストンマーティン100周年を記念した2013年に発表されたCC100 Speedster Conceptの系譜も明確に受け継いでいる。

V12 Speedster製作のヒントをもたらし、ル・マンで優勝したDBR1は、アストンマーティンのモータースポーツ史におけるハイライトの一つとなっている。1950年代に、世界スポーツカー選手権とル・マン24時間レースの両方で同じ年に優勝したわずか3台の内の1台であるDBR1は、レーシングカーとしての卓越したポテンシャルだけでなく、そのエレガントなスタイルでも世界中のファンを魅了し、歴代アストンマーティンを象徴するモデルの1台となっている。

そして、それから50年以上の時を経たCC100 Speedster Conceptは、アストンマーティンの100周年を記念して2013年に製作された。今回の新しいV12 Speedsterは、これらの2台のクルマからインスピレーションを得て、「Q by Aston Martin」とアストンマーティン・デザインのチームが緊密に連携してデザインおよびプランニング作業を行い、1年以上の歳月をかけて誕生したものである。

このニューモデルの心臓部には、アストンマーティンを象徴する5.2リッターV12ツインターボ・エンジンのハイパフォーマンス・バージョンが搭載されている。最高出力は約700PS、最大トルクは約700Nm。魅力的なパフォーマンス、素晴らしいレスポンス、スリリングなV12サウンドを特徴とするこのエンジンは、車両後部に搭載された8速ZFオートマチック・トランスミッションと組み合わされている。他のアストンマーティン・モデルと同様、V12 Speedsterのパワートレインは多彩なキャラクターを備え、その魅力的なエキゾースト・サウンドは、重要な役割を果たしている。

アストンマーティン・ラゴンダ社長兼グループ最高経営責任者(CEO)のDr. アンディ・パーマーは、次のように述べている。「本日生産を決定したV12 Speedsterは、偉大な英国ブランドであるアストンマーティンの野心と優れた発想力を示すだけでなく、弊社の比類なきヘリテージを称えるモデルでもあります。このクルマを購入する88人の熱狂的なドライバーやコレクターの皆様は、弊社の歴史の重みを感じると同時に、アストンマーティンの新しい時代を象徴するモデルを所有することになります」


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