フォードから795psのV8スーパーチャージャーを搭載した「マスタング ダークホース SC コンバーチブル」が登場した。最上位のGTDに積まれる5.2リッターエンジンをオープントップのボディにねじ込み、強烈な轟音とスーパーチャージャーの悲鳴をフィルターなしで鼓膜へ届ける。ラップタイムを捨て、ストリートでの圧倒的な暴力に特化した究極のグランドツーリングマシンの狂気に迫る。
急いで、みんなこっちを見てくれ! モントレー・カー・ウィークで発表されない新型車だ…そして、うるさい。
少なくとも、我々はそう推測している。デトロイトのウッドワード・ドリーム・クルーズで発表された新型フォード マスタング ダークホース SC コンバーチブルについて、フォードは「ドライバーと空を隔てる障壁がないため、キャビンは無限のヘッドルームを提供し、深みのあるV8の轟音とスーパーチャージャーの独特な高音が混ざり合った、フィルターを通さないフルサウンドトラックを楽しめる」と語っている。
そう、これはSCクーペのフルチューニングを施されたマスタングのコンバーチブルなのだ。もしその特定のモデルを覚えていないなら説明しよう。それは今年初めに発表されたマスタング クーペで、フルスペックのGTD(※訳注:約30万ドルを超えるサーキット走行を見据えた最強モデル)に搭載される5.2リッタースーパーチャージャーV8をほんの少しデチューンしたものを積んでいる。ただし、空力パーツは控えめだ。
そのエンジンは、控えめに言っても恐ろしい795psと895Nmのトルクを、7速デュアルクラッチギアボックスを介してフォード マスタング ダークホース SC コンバーチブルの後輪に送り込む。そして、このドロップトップには「特別にチューニングされた」マグネライド・サスペンション(※訳注:磁性流体を用いた電子制御ダンパー)が装備されているとのことだ。
「クーペが我々のDNAにおけるレース育ちの側面だとするなら、このコンバーチブルは純粋なストリートでの名声(ストリート・クレド)を体現する部分だ」と、フォード・レーシングのボスであるマーク・ラッシュブルックは語る。
だからといって、フォックスボディ(※訳注:1979年から製造された第3世代マスタング。剛性不足が指摘されがちだった)のコンバーチブルのようにボディがよじれるわけではない。中でも、フォードはエンジンルームをまたぐようにマグネシウム製のブレースを追加し、ボディを縛り上げて剛性を高めようとしている。クーペに設定されたトラックパック(カーボンファイバー製ホイール、カーボンセラミックブレーキ、追加のカーボンエアロパーツなどを含む)がこちらにも設定されるかどうかについては言及されていない。
「マスタング ダークホース SCのクーペとコンバーチブルは、どちらも我々フォード・レーシングのエンジニアによって開発された」と、同車のチーフエンジニアであるアリー・フルーネフェルトは語る。「しかし、コンバーチブルについてはラップタイムの短縮を優先するのではなく、究極のトップダウン・グランドツーリングマシンとなるように設計した」
それなら、完全なトラックパックは相応しくないのかもしれない。それでも、少なくともあのエンジンは載っている。
フォードはまだ価格について言及していないが、来年の春にはディーラーに車が届き始めることは分かっている。さて、あなたはクーペとコンバーチブル、どちらを選ぶ?
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新車にリースで乗る 【KINTO】
=海外の反応=
「GTDの5.2LスーパーチャージャーV8をダークホース SC用に少しデチューン(GTDの826psから795psに)した理由は明らかだよな。約11万ドル(約1750万円)でGTDの3分の1しかしないSCが、バカ高いGTDと同じパワーを出しちゃったらメンツが丸潰れだからだろう。まあ、どうせディーラーのプレミア価格がガッツリ上乗せされる前の話だけどな」



