グランツーリスモ7「スペック3」アップデートは罠か?シリーズ1億本販売の裏で、我々は”飼いならされた”のか

グランツーリスモシリーズが累計販売1億本という金字塔を打ち立て、記念すべき「スペック3」アップデートが配信される。新コース、新車種の追加にファンは沸くが、その手放しの歓迎ムードにTop Gearが待ったをかける。これは本当に喜ぶべき”贈り物”なのか?それとも、未完成品を売りつけられた我々が、ようやく本来あるべき姿の一部を手に入れたに過ぎないのか?この記事は、現代のゲーム業界が抱える根深い問題を浮き彫りにする。

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会計士たちが計算を終えたところ、次のような結果が明らかになった:グランツーリスモは、かなり儲かっている。1997年に初代が登場して以来、シリーズ累計販売本数は1億本を突破。これは、発売元のソニーと開発元のポリフォニー デジタルが、専門用語で言うところの「膨大」な数字であることに同意する、記念碑的な記録である。

この偉業を祝して、12月にはグランツーリスモ7に「スペック3」と銘打った大規模なアップデートが配信される。このアップデートには、「ヤス マリーナ サーキット (Yas Marina Circuit: アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビにあるサーキット。F1アブダビGPの開催地として有名)」と「ジル ヴィルヌーヴ サーキット (Circuit Gilles Villeneuve: カナダのモントリオールにあるサーキット。F1カナダGPの舞台であり、伝説的なF1ドライバー、ジル ヴィルヌーヴの名を冠する)」という2つの実在サーキットが新たに追加される。さらに、「フェラーリ 296 GT3」や、PS1時代から様々なシリーズ作品に登場してきたF1スタイルのオープンホイーラー「フォーミュラGT」を含む8台の新車種も含まれている。

これらの目玉機能に加えて、読み上げるだけで気の抜けたファンファーレの音が聞こえてきそうな追加要素のリストが続く:ダンロップタイヤの追加、データロガー機能、コレクターレベル上限の解放、ブランドセントラルでの招待状の無制限化、「ウィークリーチャレンジの強化」、新しいオープニングムービー、新しいカフェメニュー、サーキットエクスペリエンスの新イベント、スケープスの新スポット、そしてオンラインレースの改善…。

いや、もちろん、これらすべてが歓迎すべきものであることは理解している。多くのプレイヤーが1つのゲームをひたすらやり込むこの「ライブサービス時代」において、GT7にダンロップタイヤが追加されることは、一大ニュースなのかもしれない。

しかし、ポリフォニーによるスペック3アップデートの発表が、圧倒的に好意的に受け止められている現状は、興味深い疑問を我々に投げかける:ライブサービスというゲームモデルは、我々を少々おかしくしてしまったのではないだろうか?

誤解しないでほしいのだが、無料のコンテンツが素晴らしいものであることに異論はない。しかし、発売日に1万円以上(50ポンド以上)も払ったゲームのアップデートに対して、期待に打ち震える自分に気づいた時、ふと、これはマーケティング担当者の思う壺ではないか、と考えずにはいられないのである。

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=海外の反応=
「記事の指摘は正しい。そもそも、1億本売れたのは「GT7単体」じゃなくて「GTシリーズ全体」だろ。こういう誇張表現も、マーケティングの一環なんだろうな」
「課金(マクロトランザクション)させるために、レースの賞金を意図的に下げ続ける運営のやり方に嫌気が差して、もうとっくに辞めたよ。昔は純粋にドライビングとクルマ集めが楽しかったのに」
↑「お、キミもようやくこの問題の本質に気づいたようだな。良いことだ!」
「ライブサービスっていうか、ただの未完成商法でしょ。発売日にフルプライスで買わせて、何年もかけてチマチマとコンテンツを追加していく。その間にユーザーはどんどん離れていくんだよ。もういい加減、目を覚ましてほしいもんだ」

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