アイルトン セナの赤いホンダ NSXが50万ポンド(9,600万円)で売りに出される。セナのポルトガル製旧型NSXが英国で販売されることになった。
アイルトン セナは3台以上のホンダNSXを所有していたと言われている。黒のV6バージョン2台と、ポルトガルの自宅で保管していた赤の1台だ。今、まさにそのクルマ…そう、3度のF1ワールドチャンピオンに輝いたこのクルマが、あなたのものになるかもしれない。
50万ポンド(9,600万円)の余裕と、地元のタイヤ販売店との良好な関係があればの話だが。本日の「ファンタジークラシファイド中古車ショッピング」番組にようこそ!ゲストは、旧型の日本製2ドアスーパーカーだ。
ホンダ NSXについては多くのことが書かれ、賞賛されてきた。確かに素晴らしいクルマではあるけれど、正直なところ、最終型のNSX-Rこそが本来あるべき姿になれたと言えるだろう。落ち着いた性能と穏やかなスーパーカーから、まっとうな優れたレーサーへと変貌を遂げたのである。
そういえば、アイルトン セナについてもこのクルマと同様に、多くのことが書かれ、称賛されてきた。そして、実のところ…それはおそらく、史上最高のドライバーの一しかし、多くの人々から史上最高のドライバーの1人と評される彼の実力を完全に言い表すのは難しいだろう。
だから、セナがNSXを愛車に選んだことは、a)NSXがいかに優れていたかを物語るものであり、b)ホンダとの商業的な関係を示すものでもある。実際、この大物はNSXの開発の最終段階でアドバイスを提供しているのだ。
このクルマの現オーナーであるイーストサセックス出身のロバート マクフェイガンは、2013年にアルガルヴェを旅行した際に初めてこのクルマを購入し、以来ずっと所有している。「真のスポーツ界の伝説が所有した最も有名な車のひとつを所有するのは、本当に喜ばしいことだ」とマクファーガンは語った。
実際、セナの悲劇的な死を記念するアニバーサリーの一環として、この赤いNSXは2019年にイモラで大勢のセナファンの前でジャンカルロ ミナルディによってドライブされた。今年8月23-25日にシルバーストーンで開催されるセナの展示会で展示される予定である。その後は新しいオーナーに引き渡される。
走行距離はわずか39,100マイル(62,925km)で、英国ナンバーを装着し、サービスヒストリーがあり、なんといっても特別な元オーナーが1人いる。これが、9,600万円であなたのものになる可能性があるのだ(AutoTrader経由で)。
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=海外の反応=
「うわっ! これ絶対ほしい」
↑「いやいや、いくらセナだろうと昔の持ち主関係ないだろ。ただ状態の良いNSXってだけじゃん。半額も出す価値あるわけない。NSX-Rだってそんなしないだろ。RG-Tならまだしもさ」