ホンダが、目の不自由な乗員が車窓の景色を「見る」のをヘルプするアプリを開発。AI技術を使って景色の心象風景を描く。
ホンダが目の不自由な人のためのアプリを作った。これはHonda Scenic Audioと呼ばれるもので、一連のAI技術を使って車の旅の景色をナレーションするというもの。現在、視覚障害者のグループがこの革新的な新ソリューションをベータテストしている。
このアプリは、パーキンス盲学校とアラバマ盲ろう学校と共同で開発された。このアプリは、コンピュータービジョン、生成AI、衛星画像、そして天気予報や位置情報を含むその他多数のフィードを組み合わせて使用し、窓の外で起こっていることを正確に描写するそうだ。
ホンダによれば、景色だけではない。高さ、地形、気温を比較することで、車内の乗員が旅からより多くの楽しみを得られるよう、イメージを構築するのに役立つとのこと。
ホンダ マーケティングのシニアマネージャー、フィル フルスカは言う:「Hondaのシーニックオーディオアプリは、景色を楽しみながらドライブをする際に、道端の景色を詳細に物語ることで、目の不自由な乗員に想像力を広げ、車での旅の楽しさを高めるのに役立つのです」
ホンダがこの技術の使用法を示したビデオによると、障害者は世界最大のマイノリティであり、世界中には約2億8500万人の視覚障害者がいる。そのため、多くの人が最良のロードトリップで変化する風景を見逃していることになる。パーキンススクールのハウ イノベーション センターのステイシー レイシーは言う:「視覚障害者は、人生のどの瞬間でも、誰もが視力を失う可能性があるというマイノリティグループです」
ついに、AIの正真正銘の素晴らしい使い道が登場した、そうだろう?
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=海外の反応=
「アプリが必ず再生されることになるため、Bluetoothが備わっていることを期待したい。そうしないと、運転手はほぼ間違いなく単調な話を聞かされて、頭が溶けてしまうから」