707psのアストンマーティンDBX707が、2023年シーズンのF1公式メディカルカーに任命された。このシーズンは、今週末にバーレーンで開幕する。その任務がDBXメディカルカーから引き継がれるというわけだ。707のようなトランスミッション、サスペンション、ブレーキのアップグレードもなく、700馬力というパワーもなく、装備もパワーもない。個人的には、このフツーなDBXが不憫でならない。
確かに707はとても速いクルマだ。0-97km/hは3.1秒、必要以上のトルク、そして新しい週末仕事のために必要な医療機器も備えているとアストンは主張する。医療用バッグや除細動器、消火器、さらにはFIA仕様のレーシングシートと6点式ハーネスなどだ。
DBX707メディカルカーのパッセンジャーはレースコントロールと通信することができ、FIAマーシャリング・システムだけでなく、F1ドライバーからの生体認証データとテレビのライブ画像を確認できるため、事故の正確な状況を素早く把握することが可能になる。メディカルカーがピットレーンでドライバーの心拍数を見るだけで、出動する必要がないことを祈るばかりである。
アストンマーティンの最高技術責任者であるロベルト フェデリは、「このような権威あるイベントで私たちのクルマたちが公式に使用されることは、アストンマーティンの全員が非常に誇りに思うことです」と述べている。
そう、私たちの "クルマたち"という表現だ。これは、ヴァンテージがF1のセーフティカーとしての役割を今年も継続するからだ(昨年、ドライバーから「遅すぎる」と言われたのを覚えてるけど…)。しかし、昨シーズンのようにメルセデスAMG GTと任務を分担するのかどうかはわからない。ただ、ベルント マイレンダーが運転することは分かっている。
初戦をお楽しみに…。
=海外の反応=
「イギリスの救急車不足問題をアストンマーティンが解決した。こんなにも簡単なことだと誰が想像しただろうか?」
「そんなに見なくて済むといいのだが。好きじゃない」
「あの大きなグリルは、DBXにとって全く好機能をもたらすものではなく、見栄えも良くない」