第17回ベスト・イベント・アワードの受賞者が発表され、2020年9月に開催されたマセラティのイベント「MMXX: Time to be Audacious」がイベント部門で最高の栄誉を獲得した。
このイベントは100年以上の歴史を持つマセラティの新たな時代の幕開けと、新型スーパースポーツカー「MC20」の発表を目的としたもので、マセラティのためにFeelRouge Worldwide Showsが企画・制作したもの。
イベント当日の9月9日には、モデナサーキットに約500人のゲストを集めたリアルなショーと、東京とニューヨークで開催された2つのミラーイベントにて遠隔操作で行われたバーチャルなショーが同時に行われ、日本のマセラティファンも嬉しく感じたに違いない。
このショーは、ソーシャル・ディスタンスを意識した構成で、インスピレーションを与えるようにデザインされている。モデナのサーキットで行われたショーは20分強のコンパクトな時間の中で、ライブパフォーマンス、アナモルフィック映像、ARを含むさまざまな効果が、総面積630㎡の巨大スクリーンに映し出された。映画のようなシークエンスは、サーキットでリアルに参加したゲストとライブストリーミングでバーチャルに参加したゲストの両方に、マセラティの新たな現代的なビジョンを提示し、最高潮に達した。
ショー翌日には、マセラティの本拠地であるモデナの街全体が、ブランド・コミュニケーションの舞台となった。歴史的なヴィアーレ・チロ・メノッティ工場、マセラティ イノベーション ラボ、アナトミカル シアター、主要な広場などが、マセラティの過去、現在、未来を物語る舞台となったのである。
最高賞に加え、"MMXX: Time to be Audacious "は、"Brand Experience "と "B2C Event "の特別部門でも受賞を果たしている。
ライブ・コミュニケーションの最大手企業のイベント・マネージャーやマーケティング・コミュニケーション・ディレクターを含む40名の専門家からなる審査員は、本年のイベント実施が難しい状況にもかかわらず、ライブとデジタルの両方のフォーマットで並外れたイベントを開催したマセラティの「ブランド・エクスペリエンス」に賞を与えた。
今回の受賞にあたってマセラティの最高経営責任者のダヴィデ グラッソは次のように述べている。
「私たちのブランドにとって、このイベントはブランドの新しい時代の幕開けでした。今回の受賞そのものも非常に誇らしいことですが、それ以上にこれによって私たちの大胆さを公式に証明できたことを誇りに思っています。マセラティは今、未来への移行期にあります。今回の受賞は、私たちの未来へ向かう勇気が讃えられたということでもあり、マセラティのブランド価値を如実に表しています。マセラティはそのDNAに刻まれている情熱に導かれ、独自のデザインと革新性を生み出しているのです」
また、イベントの制作を担当したFeelRouge Worldwide ShowsのCEOであるヴァレンティーナ サルーシ氏は、「このプロジェクトは、予想もしなかった世界的な状況の変化により、当初の案から企画やデザインの修正に多くの時間を必要としましたが、それを創り出すことで、私たちはプロフェッショナルとして大きな充実感を得ることができました。単なる新車発表をはるかに超えた戦略的変革というタイミングにおいて、自動車の長い歴史中で重要な役割を果たしてきたブランドとのコラボレーションは、他に類を見ない刺激的な挑戦でした。私たちは、マセラティの素晴らしいチームと1年以上にわたって協力し、お互いの経験、アイデア、意見を交換しながら仕事をしてきました」と語っている。