英国女王陛下が愛したレンジローバー、ローワン アトキンソン(Mr.ビーン)が劇中で乗り回したEタイプ、そしてヒュー グラントが口説き文句と共に乗り付けたであろうアストンマーティン…。夢のような経歴を持つ、歴史的な中古車たちが一堂に会するオークションが開催。あなたのガレージに、本物の伝説を迎えるチャンスが到来した。
2007年式 レンジローバー ヴォーグ SE 3.6 TDV8 – 元エリザベス女王陛下所有

かつてエリザベス女王陛下が選んだ戦車であり(ジェレミー クラークソンが所有するものとほぼ同一の個体だ)、2007年の納車に先立ち、スペシャル ビークル オペレーションズによる一度きりの特別な手が加えられている。それには、後部座席のグラブハンドルやドッグガードが含まれる。なぜなら、女王が行くところ、その最愛のコーギーたちもそう遠くにはいなかったからだ。王室での務めを終えた後、このクルマは個人の手に渡り、現在の走行距離計は約193,000kmを指している。
予想落札価格:50,000~60,000ポンド(1,000万〜1,200万円)
1995年式 VW ゴルフ カブリオレ MkIII ピンク・フロイド エディション – ニック メイスン所有

1990年代半ば、フォルクスワーゲンとロックバンド、ピンク・フロイドとのコラボレーションが生み出したのが、このゴルフ カブリオレ ピンク・フロイド エディションである。そしてこの特定の個体は、ドラマーであり、レーシングドライバーであり、そして万能のカーマニアであるニック メイスンの手に渡った。レストアベースとして購入されたこのクルマは、ユニークなバッジ、ボディ同色のトリム、バンドの1994年ヨーロッパツアーにインスパイアされた内装、そしてもちろん、プレミアムオーディオシステムを特徴としている。今回の出品にはピンク・フロイドの記念品コレクションも含まれ、クルマ自体にもニックのサインが入っている。
予想落札価格: 最低落札価格なし
1963年式 ジャガー Eタイプ 3.8 クーペ シリーズI – ローワン アトキンソン CBE所有

このジャガー Eタイプが、他ならぬローワン アトキンソン氏のものであるということ以外、何の説明もいらないクルマだ。そして、彼が主演したNetflixの大作『Mr.ビーン vs ハチ』にも登場している。マジな話、もし観ていないなら、それが君の週末の宿題だ。スクリーンでの活躍の後、このクルマは新車同様の状態にレストアされたが、左後部のクォーターパネルだけは例外だ。そこには、ショーの中でローワン演じるキャラクターがつけた穴があり、彼の要望により、その穴はゴムで封をされてウイングに戻されている。その主演としての役割を思い出させるために。
予想落札価格: 最低落札価格なし
2002年式 アストンマーティン ヴァンキッシュ – 元ヒュー グラント所有

新車で注文され、数年前まで、我らが愛する不運なロマンチスト、ヒュー グラントが所有していた一台(彼は自身のパーソナルプレート「APE V12」で登録していた)。このアストンマーティン ヴァンキッシュは、ビルトイン電話、CDプレイヤー付きステレオ、エアコン、そしてオリジナルのアストンマーティン製傘を備えている。加えて、後部座席には幼児が乗るためのスペースもある。また、正規ディーラーのスタンプが13個押された完全な整備記録も付属し、現在の走行距離は約64,000km。これで、今年のクリスマスに『ラブ・アクチュアリー』を観る口実が、また一つ増えたな…
予想落札価格: 40,000~45,000ポンド(800万〜900万円)
1972年式 メルセデス・ベンツ W114 250 – 元ポール ウェラー所有

1996年、ザ・ジャムのフロントマンであり、メルセデス愛好家でもあるポール ウェラーが、彼の38歳の誕生日に父親から贈られた一台。このW114 250サルーンは、その後18年間彼の所有物であり続け、その間に彼は『Driving Nowhere』、『Heavy Soul』、そして『All on a Misty Morning』といった曲を書き上げた。2014年に売却された後、個人の手に渡り、そこで完全なレストアを受け、後にウェラーのブラックバーン スタジオで本物であると認証され、彼がセンターコンソールにサインをした。誕生日プレゼントとしては…悪くない一品だ。
予想落札価格:40,000~50,000ポンド(800万〜1,000万円)
2003年式 レンジローバー ヴォーグ V8 – 元ケイト モス所有

その元オーナーとほぼ同じくらいパパラッチされたこの2003年式レンジローバー ヴォーグ(V8パワープラント完備)は、ケイト モスのキャリア初期における日常の足であった。右のドアミラーが絡む軽微な事故でタブロイド紙を賑わせたことでも有名で、また、当時モスの隣人であったジョージ マイケルが、これと同一のモデルを所有していた。数年間モスが所有した後、個人の手に渡り、出品情報には「見栄えはするが、正直な(年式相応の)状態」と記載されている。そして願わくば、ドアミラーが片方、修理されていることを。
予想落札価格:10,000~15,000ポンド(200万〜300万円)
2000年式 フォード フォーカス Mk1 WRC – 元サインツ/モヤ組、マクレー/グリスト組

フォードの伝説的なフォーカス Mk1 WRCは、その長いキャリアの中で合計173のイベントに出走した。2000年のキプロス ラリーではカルロス サインツとルイス モヤの手により完全優勝を飾り、その後、2001年のWRCスウェーデン ラリーで、コリン マクレーが雪の中を英雄的に戦い抜き9位まで挽回したことで、WRCの伝説の一部となった。翌年、ノルウェーのヴァルター イェンセンに購入され、彼が所有した約四半世紀の間に、いくつかの国内ラリーに参戦した。誰か、こいつを早くラリーシーンに復帰させてくれないか?
予想落札価格:380,000~420,000ポンド(7,600万〜8,400万円)
2007年式 フォード フォーカス Mk2 WRC – 元ウィルソン、ガリ、ソルベルグ、ロッシ

いや、いっそのこと、こっちにも相棒を連れてこい。ストバート VK フォード ワールドラリーチームのこのマシンは、2008年から2010年にかけて世界ラリー選手権の17ラウンドに参戦し、マシュー ウィルソン、ジャンルイジ ガリ、ヘニング ソルベルグ、そしてバレンティーノ ロッシといった、なかなかの腕利きの名手たちによってドライブされた。引退後はイタリアのプライベートチームに売却されたが、2022年にアイルランドに戻り、ワークス仕様にリビルドされ、時代考証に忠実な2009年ラリー RACC カタルーニャのカラーリングに塗り直された。君の偽物STステッカーよりはマシだろ。
予想落札価格: 290,000~320,000ポンド(5,800万〜6,400万円)
400号記念:UK400マイルロードトリップ/フェラーリ F80/フェラーリハイパーカー:トップギア・ジャパン 069
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=海外の反応=
「クルマコレクターってのはバカだな。どっかの911には平気で数千万円払うくせに、ヴァンキッシュには5万ポンド以上出さないのか? 嘆かわしい」
「ここで挙げられてる中で一番価値がないのは、間違いなくあの醜悪なゴルフ カブリオレだろ。いつだって見た目がひどいクルマだったが、あれは輪をかけてひどい」
「女王陛下が乗ってたとしても、2003年のレンジにあの値段? ケイト モスのやつの価格の方がよっぽど妥当に見えるね。あと、あのアストン ヴァンキッシュは犯罪的な安さだ」「クリス エヴァンスのTR6は、言及に値しないのか?」
↑「しないね」




