新型ポルシェ 911 ダカールは480psのダートや雪道も行けるオールマイティカー

911 ダカールは、992 GTSのタフなハイライダー版と呼ばれるモデルだ。最高出力480psの3.0リッター・フラット6、4輪駆動、8速PDKギアボックス、そして911カレラのスポーツサスペンション仕様車を50mm上回る車高だ。

ダカールという名称は？1980年代にポルシェが911や959で制覇したパリ・ダカールラリーにインスパイアされたものである。

両アクスルのリフトアップシステムにより、ダカールのサスペンショントラベルは30mm延長され、ポルシェはこれを「野心的なオフロード走行」のためとしている。そのため、時速105マイルを超えると、クルマは再び通常の位置まで戻る。その野心的な走りには、目を見張るものがある。

ハンドリングを維持するためにアクティブ・アンチロールバーが標準装備され、911 GT3のリアホイールステアリングも採用されている。GT3はカーボンファイバー製のボンネット、バケットシート、ロールケージもセットされた。後部座席もなく、ガラスも薄くなっているのは、すべて軽量化のため。ポルシェは、1,605kgのダカールの重量は4✕4駆動の911 GTSよりわずか10kg重いと主張しているが、タイヤがいかに大きく、ノッブリーであるかを見れば、これは印象的なことだ。

タイヤはピレリのスコーピオンで、標準装備されている。オプションの予定だったが、ポルシェのエンジニアは舗装路でのグリップに満足しており、音もそれほどうるさくないと言っている。もし、あなたが臆病者なら、ポルシェはオプションで普通のロードタイヤを装着してくれるだろう。

また、オーナーは好きな番号を指定して、ドアにペイントすることもできる。

とはいえ、レーシングカーではない。実はダカールは、ここ数十年でもっとも遅いポルシェ 911なのだ。タイヤがバーストしないように、最高速度は240km/hに制限されている。

それでも、0-100km/hはわずか3.5秒で到達する。これは通常のローンチコントロールを使用した場合だ。ダカールには、よりホイールスリップを許容するグラベルフレンドリーなローンチコントロールプログラムも搭載されており、ラリーとオフロードのドライビングモードも選択できるようになった。ラリーはドリフトを楽しむバカバカしい設定、オフロードは最大限のクリアランスとどこでも行ける無敵の走りを提供する。

しかし、2,500人のオーナーのうち、30,990,000円の限定版をあえて手に入れる人はいるのだろうか。なぜなら、このクルマはスポーツカーではなく、おもちゃだからだ。アリエル ノマドにグローブボックスをつけたような、ドイツならではのユーモアのあるクルマである。だが、見方を変えれば、数あるポルシェ911の中で、最も楽しいクルマかもしれない。

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=海外の反応=
「これが’サウジアラビアスペシャル’だ。これらが他の場所に行く例はあまり見ない」
「無意味」
「この車をリリースする決定をした理由の一部は、911 を標準化して、EV アーキテクチャーのためにの EV 911 への道を開くことなのだろうか？」
「とてもいい。スキーラック付きが欲しい」
「プロトタイプとしてはクールに見えるけれど、なぜこれが製品化されるのかわからない」
「不自由に見える。残念だ」
「プラスチック製のホイール アーチ トリムが与えられると、どんな車でももっと欲しくなるのにびっくり」
「私は 911 のファンではないが、あのロスマンの車は地獄」
「これはかなり良い、楽しい、そして他のメーカーが提供しているものとは違うものに思える。絶対に疑いの余地がない、これは飛ぶように売れる。しかし、それが縁石を1つまたは2つ超えるだけで、かなり高価なチェルシートラクターにならないことを願っている」
「感銘を受けた。私が実際に購入したいと思った最初の911。 Rothmans が「ol skool offroad 911」で使用されたたばこのブランドだったのに、なぜ「Roughroads」のカラーリングなの？」
↑「たばこの広告は違法で不道徳だから」