新型ダイハツ タントにアクティブなファンクロスが仲間入りで、出足好調



ダイハツの「タント」「タント カスタム」がマイナーチェンジを行ったのに加え、新モデル「タント ファンクロス」を追加し、奥平総一郎代表取締役社長によるオンライン発表会が開催された。先行受注が開始された8/22以降で、すでに2.8万台の予約が入っており、月間販売目標台数12,500台の2倍以上という人気ぶりだ。予約の中でもタント ファンクロスは25%を占めており、反響の大きさがうかがえる。

どの車種もエンジンはNAとTCの2種類がある。タントは1,386,000-1,771,000円、タント カスタムは1,782,000-1,991,000円、タント ファンクロスは1,721,500円-1,930,500円。

「タント」は、2003年の発売以来、スーパーハイト系という新市場を開拓。累計販売台数は260万台を越える。軽自動車初となるピラーインドア「ミラクルオープンドア」や、両側パワースライドドアを採用し、支持されてきた。2019年7月に発売した現行の4代目は、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」による第一弾だ。

今回の改良では、利便性をさらに高めつつ、「タント カスタム」は、より上質で迫力のあるスタイルに進化させた。加えて、新時代のアウトドアモデルとして「タント ファンクロス」を追加。車名は、「楽しい(FUN)」と、「クロス(CROSS)」から、日常を超えて楽しい時間を過ごせるアクティブなクルマでありたいとの意を込めた。「タント」ならではの使い勝手の良さを受け継ぎながら、アクティブ感とタフさを表現したスタイルや専用装備を採用し、広がるアウトドア志向のお客様ニーズにも答えている。同時に、お客様に大変ご好評をいただき、国内福祉車両において2021年暦年の車名別新車販売台数No.1となっている「タント(フレンドシップシリーズ)」も一部改良している。
「タント カスタム」は立体感を強調し、より上質で迫力あるスタイルに進化し、エンジンフード、フロントフェンダー、ヘッドランプ、フロントバンパーなどのフロント周りを中心に、立体感と車両のワイド感を強調したエクステリアとなっている。ブラック基調の室内に深みのあるブルーを配色し、レザー面積を増やしたシート表皮やメッキ加飾によりシャープで緻密な印象を演出するインテリアだ。

圧倒的な広々空間とミラクルオープンドアによる利便性と解放感はそのままに、荷室のデッキボードや音声認識とCarPlayのワイヤレス接続に対応した9インチスマホ連携ディスプレイオーディオを採用し、使い勝手の良さを向上させた。

タント ファンクロスの追加で、新しいアクティブなユーザーが増えるだろう。同社のロッキーの下位グレードを考えていた人は、維持費などを考えて、タント ファンクロスにするという人も出てきそうだ。
4代目「タント」で展開したDNGAの高い基本性能を継承するとともにエンジン制御の最適化により燃費性能を向上し、WLTCモード燃費22.7㎞/Lを実現したほか、スマートアシストを搭載している。
「タント ファンクロス」では、アウトドアシーンに調和するアクティブ感とタフさを表現したスタイル。力強いヘッドランプや、タフさを表現したフロントグリルやバンパー、シルバー加飾、サイドガーニッシュや、レジャーシーンで活躍するルーフレールを装備したアクティブ感あふれるエクステリアだ。差し色のオレンジやシートのカモフラージュ柄でタフさを表現した特長的なインテリアも、遊び心が溢れている。

キャンプや釣り等で汚れた荷物や濡れた道具を置いても手入れのしやすい撥水加工のフルファブリックシート表皮や、防水加工シートバック(後席)を採用し、夜間の積み下ろしで役立つラゲージルームランプ(デッキサイド右側・天井)と、利便性の高いUSBソケット(後席右側1口)を標準装備している。

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