英国の自動車ジャーナリズムに、大きな星が墜ちた。「旧トップギア」の司会者として、ジェレミー クラークソンらと共に一時代を築いたクエンティン ウィルソン氏が、68歳で逝去。その早すぎる死に、元同僚のジェームズ メイをはじめ、多くの仲間から追悼の声が寄せられている。
悲報だ、諸君。元トップギアのテレビ司会者であるクエンティン ウィルソンが、悲しいことに亡くなった。享年68歳であった。
このモータージャーナリストは肺がんと診断されており、土曜日に亡くなった。
彼の家族は、彼を「国の宝」であり、「真の消費者の擁護者」であったと語った。
クエンティン ウィルソン (Quentin Willson)氏は、1991年から2001年にかけて、英国BBCの自動車番組『トップギア』の司会者として活躍した、英国を代表するモータージャーナリストの一人。特に、中古車に関する深い知識と、消費者の視点に立った鋭い批評で知られる。日本でも有名なジェレミー クラークソンらが司会を務める、2002年以降の新生『トップギア』以前の、「旧トップギア」時代の顔として親しまれた。
「クエンティンは、内燃機関から電気自動車まで、自動車の喜びを我々のお茶の間へともたらしてくれました」と、彼らは声明で述べた。「彼が遺した空白は、決して埋めることのできないものです。彼の知識は、単に学んだものではなく、生きたものでした。それは、もはや我々の手の届かない、経験の図書館です」
「クエンティンは、彼の家族、友人、そして公私にわたって彼を知るすべての人々から、深く惜しまれることでしょう」と、彼らは付け加えた。
元トップギア司会者のジェームズ メイは、こう語っている。「90年代後半、私がテレビに出始めたばかりの頃、クエンティン ウィルソンは的確なアドバイスと励ましをくれた。そのことは決して忘れない。素晴らしい男だった」
ウィルソンは、トップギアの初期の頃に活躍し、1991年から2001年にかけて、このBBCの自動車番組の司会を、ジェレミー クラークソン、ティフ ニードル、ウィリアム ウーラード、クリス ゴフィー、そして、悲しいことに2022年に亡くなった故スー ベイカーらと共に務めた。
ウィルソンはまた、BBC2の『The Car's The Star』の脚本と司会を務め、チャンネル5の『フィフス・ギア (Fifth Gearは2002年に英国のチャンネル5で放送が開始された自動車番組。旧トップギアの司会者であったティフ ニードルやヴィッキー バトラー＝ヘンダーソンらが中心となって立ち上げ、長年にわたりトップギアのライバル番組として人気を博した)』を立ち上げ、後年には、ドライバーのための、より公正な燃料価格を求める積極的な活動家となった。彼はFairFuelUK(英国のドライバーのために、より公正な燃料税を求めて活動する、影響力の大きなロビー団体。クエンティン ウィルソンはその創設者であり、中心的な広報担当者として活動した)の創設者であった。また、電気自動車や低排出ガス車の普及を求める運動も行った。
トップギアは、クエンティンのご家族とご友人に、心から哀悼の意を表します。
【訃報】「旧トップギア」の顔、クエンティン ウィルソン氏が死去 ジェームズ メイらが追悼
400号記念：UK400マイルロードトリップ／フェラーリ F80／フェラーリハイパーカー：トップギア・ジャパン 069
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=海外の反応=
「とても悲しい。彼は素晴らしかった」
