トルクステアを抹殺し、FFの限界を押し上げたシビック タイプ Rの「デュアルアクシス ストラット」。あの“魔法の足”が、史上初めてタイプ R以外のモデル、新型プレリュードに与えられることが決まった。
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ホンダはこれまで、プレリュード タイプ Rの存在を完全に認めることを拒否してきた。しかし今日、我々は、ベース車両の段階で、すでにその挑戦を受ける準備ができていることを知ったのである。なぜなら、ホンダが、この新型ハイブリッドクーペ――クロスオーバーじゃないぞ、やったぜ!――に、シビック タイプ R独自の「デュアルアクシス」サスペンションセットアップを投入することを、完全に認めたからだ。
それはまた、シビック タイプ Rの、よりワイドなフロントおよびリアのトレッドと、ブレンボ製フロントブレーキシステムも継承する。タイプ Rではないホンダ車が、タイプRの“ご馳走”を与えられるのは、これが初めてのことだ。そして、我々がプロトタイプ試乗で発見したように、これは復活したネームプレートにとって、幸先の良い兆候である。
「サスペンションとブレーキシステムは、スポーティでありながら快適なグランドツーリングのドライビング体験を提供するため、新型プレリュード専用にチューニングされます」と、ホンダは述べた。
デュアルアクシスは、2017年のFK8型シビック タイプ R――我々が「ホットハッチ オブザイヤー」を授与させていただいたクルマだ――で初めて導入され、その後、FL5型シビック タイプ R――我々が(モハメド アリの声で)「史上最高」の称号を与えたクルマだ――へと引き継がれた。
要するに、それはパワフルな前輪駆動車におけるトルクステアを抹殺するために機能する。技術的な話をすると、ホンダはダンパーフォークを追加してナックルをダンパーから分離し、センターオフセットを短縮した。それが鍵だ。「従来のストラットサスペンションでは、センターオフセットを構造的に縮小することは困難であり、長年の問題でした」とホンダは説明する。
それを抹殺したということは、タイプRが「急発進や急加速」時により高い安定性を得ることを意味する。そして、シビック・タイプRには320頭もの馬がいるのだから、「急発進や急加速」の機会はいくらでもある。もちろん、コーナーでのグリップも向上する。
では、これが、よりハードで、よりサーキットに焦点を当てたプレリュードにとって、何を意味するのか? ホンダはこれまで、プレリュード タイプ Rの存在を完全に認めることを拒否してきた。しかし、その兄弟車の素晴らしいサスペンションをスロットに差し込んだということは、すでにその挑戦を受ける準備ができている、ということに他ならない、ってことだ…。
アルファ ロメオ 33 ストラダーレ/ランド ノリス✕R32 東京ナイトドライブ/R35日本取材:トップギア・ジャパン 068
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=海外の反応=
「もっといいアイデアがある。シビック タイプ Rのエンジンも使え」