イネオスのグレナディア・ピックアップが登場、その名は「クォーターマスター」。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、ダブルキャブ・ピックアップと水素燃料搭載のグレナディアがデビューする。
旧式の新型イネオス グレナディアの外観は気に入ったけれど、むき出しの収納スペースが足りないとお悩みだって?大丈夫、いいニュースがあるんだ。ダブルキャブのピックアップトラック仕様が登場するんだって。
数週間後に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、旧型ディフェンダーではない5人乗りピックアップ・バージョンが初公開されるのだ。その名もイネオス グレナディア クォーターマスター。素晴らしい名前じゃない?
フェスティバル・オブ・スピードでお披露目されるにもかかわらず、クォーターマスターはおそらくそれほどスピードは出ないだろう。実際、標準のグレナディアと同じ6気筒BMW製パワートレイン、283bhpの3.0リッターのターボガソリンか、248bhpの3.0リッターツインターボディーゼルが搭載されるだろう。ハードトップバージョンの車重はすでに2.7トンもあることをお忘れなく。
しかし、グレナディアにはもうひとつのパワートレイン・オプションがあり、それも今年のFoSで発表される予定だという。みなさんにお知らせしよう…*深呼吸*…グレナディア水素燃料電池(FCEV)テクノロジーデモンストレーター。
どうやらそのクルマは、「ゼロエミッション技術が将来の長距離4X4オフローダーにとっていかに適しているか」を示すために設計されたプロトタイプで、グッドウッドで新型クオーターマスターと並んで丘を駆け上がることになるようだ。
イネオスが水素に関心を持っていることは、以前から知られていた。イネオスは2020年にヒュンダイと覚書を交わし、両社の知識を結集して水素の世界的な生産・供給システムの開発を試みているのだから。そして当時、ヒュンダイ ネクソの燃料電池パワートレインをグレナディアに移植してテストすると聞いていた。
それが実現したのかどうかわからないけれど、水素グレナディアの可能性はあるのだろうか?
=海外の反応=
「もちろん、うまくいくわけない。燃料タンクとして使えるのは、巨大で寿命が短く、リサイクルが難しく、汚くて高価なバッテリーだけなのだから。というのも、大手のバッテリービジネスを所有する人々は、科学者たちが「おそらくバッテリーはよりクリーンになる」と言うような多くの「研究」にすでにお金を支払っているから」