ピニンファリーナ バティスタが北米でファーストデリバリーに続いて5台限定車も



アウトモビリ・ピニンファリーナ(Automobili Pininfarina)より、ピニンファリーナ バティスタ(Pininfarina Battista)の第1号車が10月、北米にてファーストデリバリーされた。日本で唯一オフィシャルパートナーを結ぶのは、SKY GROUPである。

とても大きなマーケットである北米でデリバリーがスタートしたことは、イタリアの高級エレクトリックカーブランドのAutomobili Pininfarinaにとってとても重要なマイルストーンとなる。このBattistaに続いて更にエクスクルーシヴなモデルであるBattista Aniversario(生産台数5台)もアメリカの別のカスタマーのもとへ納められる。

さらに、ニューヨーク州で開催されるイベントでもBattistaが展示される予定だ。このイベントでは世界初公開となるBattistaラゲッジコレクションも披露される。こちらは2021年のVilla d’Esteのコンクールにおいて受賞したBattistaのVerde Paradisoというインテリアカラーの内装をモチーフに作られており、タンレザーに同色のステッチとトライアングルキルティングで仕上げられている。

第1号車Battistaの仕様をご紹介しよう。Battistaは、全てオーダーメイドでご注文いただくる。この第1号車もウェストコースト在住のコレクターのリクエストに応じて仕立てられた。2018年のモントレーカーウィークにおいてコンセプトカーが発表して以来、Battistaはコレクターに人気を博している。これは、Pininfarinaというブランドが伝統的なデザインを持ち合わせているということだけではなく、投資対象としても高く評価されているからだ。Pininfarinaがデザインしたクラッシックカーが中古車マーケットにおいて常に高い価値を保っていることがその裏付けになっているようだ。

米国初のBattistaは、シルバーとカーボンファイバーを基調とし細部にレッドアルミニウムを使用した洗練された仕様となっている。リキッドシルバーカラーのボディーにはカーボン・アクセント・パックとブラックカーボンのミラーキャップが装備され、雫をモチーフにした流線型のルーフはブラックで塗装されている。

ボディー下部にあしらわれた艶消しアルミニウムと特注の鮮やかなレッドペイントの組み合わせによるエクステリアジュエリーパックはBattistaのドラマチックなフォルムと流れるようなボディラインを際立たせている。グロスブラックにペイントされたインパルソのホイールリムを引き立てるためにブレーキキャリパーとセンターロックリングはレッドで統一されている。

インテリアのGTシートはブラックのコントラストステッチとキルティングが施されたレッドの高級なレザーで仕上げられている。使用されるレザーは地元のオリーブの葉を使ってサスティナブルな方法でなめされたクロムフリーのレザーで仕上げられたものだ。
センターコンソールとドアの内張にはブラックのトライアングルキルティングが施され、キャビン内のカラーテーマとディテールが統一されている。車のキーも内装のカラーテーマに沿うようにレッドのラインとマットアルミニウムがあしらわれた特注品だ。

Automobili Pininfarinaのアトリエから今期デリバリーされる予定のもう1台のBattistaは、2021年にモントレーカーウィークで行われたワールドプレミアの期間中に米国の顧客向けに販売されたBattista Aniversarioの生産台数5台のうちの1台だ。

Battistaは最近オープンしたばかりのアトリエでひとつひとつ丁寧に手作りされている。専用のコミッション・ラウンジでこのハイパーGTをオーダーメイドできる。Battistaは、ほぼ無限の組み合わせでカスタマイズが可能であり、このユニークなカスタマージャーニーによってBattistaを所有するということが特別なものとなるのだ。

Battistaの製造は10人の職人によって行われ、アトリエから納車されるまでに14の製造、塗装、品質チェックの過程を経て1,250時間以上を要した。Battista Aniversarioはもっと長い18週間を要し、手塗りの仕上げと特注のデザインを完成させるために更に1,340時間を要した。

■Pininfarina Battista
パワーユニット :リマック製クワッドターボモーター
航続可能距離:476km
パワー出力 :1900ps(1400Kw)
駆動方式:AWD
最大トルク :2300Nm    
最高速度 :350km/h
バッテリー : 120kWh



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