【価格は550万円以下】物理ボタン復活で原点回帰!フォルクスワーゲンが放つ新型EV「ID. クロス」は中国勢への反撃となるか?

工場閉鎖やブランド売却の噂が絶えないフォルクスワーゲンから、生き残りをかけた新型小型EV「ID. クロス」が登場した。物理ボタンの復活や巨大なトランクなど実用性を高めつつ、上位モデルは第5世代ゴルフ GTIを超える211psを発揮する。25,000ポンド(550万円)未満という戦略的価格で、ルノー 4や中国BYDなどの強力なライバルに立ち向かう、背水の陣となる一台である。

ニュースでご存知かもしれないが、フォルクスワーゲンは窮地に立たされている。ドイツ発の噂によると、猛威を振るう中国勢に対して競争力を保ち、関税やサプライチェーンのコスト増という嵐を乗り切るため、VWグループはブガッティを手放したのに続き、ランボルギーニやドゥカティといったブランドを売却し、複数の工場を閉鎖し、ラインナップを最も人気で収益性の高いモデルのみに大幅削減する可能性があるという。

だからこそ、この新しいID. クロスと対面するのは興味深いタイミングである。我々は昨年、コンセプトモデルに試乗したが、今やこれは現実の市販車となった。そしてその見た目は…まあ、ほとんど変わっていない。

ホイールは21インチから縮小され、予想通り、インテリアの雰囲気は「晴れたビーチホリデー」から「スラウ(どんよりとした英国の工業町)の陰鬱な火曜日」へと暗くなった。しかし、そのインテリアはフォルクスワーゲンが再び見出した常識的なアプローチを引き継いでいる。見よ!ステアリングホイールやセンターコンソールにちゃんとした物理ボタンがあるのだ。これなら文句はない。

この「ID. アングリー(怒りのID.)」は、実質的には新しい電動のポロに、より分厚く背の高い鎧を着せたようなものだ。つまり、フロントモーターで前輪を駆動する、5ドア5シーターの箱である。ベースとなるバッテリー容量(37kWh)では、116psまたは135psのモーターが選択できる。52kWhのバッテリーにアップグレードすれば(これにより航続距離は推定315kmから約435kmに伸びる)、最高出力は211psとなり、第5世代のゴルフ GTIよりもパワフルになる。

そして、EVに対する消費者の薄れゆく熱意を取り戻そうと決意したフォルクスワーゲンは、この「ID. チーズド オフ(うんざりしたID.)」にパッケージングという魔法の杖を振るった。そのため、短いボンネットの下には25リットルの収納スペースがあり、充電ケーブルがトランク内で怒れるニシキヘビのように暴れ回るのを防いでくれる。トランク自体も475リットルという巨大な空間を誇る。小さな車にしては十分すぎる容量だ。そして、ガソリン車のクロスオーバーなら排気管がぶら下がるはずのトランク奥深くのスペースが、いかに多用途であるかを示すため、フォルクスワーゲンは「ビールの木箱を収納するのに理想的なスペースだ」と語っている。乾杯!

価格は25,000ポンド(550万円)未満からスタートする予定だ。これにより、この「ID. レイジング(激怒のID.)」は、ルノー 4やキア EV2といった素晴らしいライバルや、フォード プーマ Gen-EやBYD Atto 2のような、それほど優れてはいないがなぜか人気のあるライバルたちに戦いを挑むチャンスを得ることになる。

そして、フォルクスワーゲンにはここで勝者が必要なのだ。同社の内燃機関モデルのラインナップ、特に肥大化したクロスオーバーセグメントは、そろそろ整理の時期を迎えている。忘れられがちなタイゴや、えーと、あの…ト、テイ…いやいや、言わないでくれ…T クロスだ!そう、T クロスなどは後ろに引っ込んで、T ロックに販売の重労働を任せていれば満足なのだ。しかしEV側には、お荷物など許されない。確実に利益を生み出す「金のなる木」でなければならないのだ。

我々は「ID. フューリアス(猛烈なID.)」を直接プレビューする機会を得たが、良い兆候がプンプン匂っている。そもそも兆候って匂うものだっけ? ともかく、これまでのID.シリーズのデザインよりもどっしりとして成熟しているように見える。必要とあらば後部座席は大人にとっても純粋に広々としているし、フォルクスワーゲンはかつての物理ボタンの魔法を取り戻しただけでなく、しっかりとした内装材を閉じ込めていた戸棚の鍵をも見つけ出したような感覚がある。

ID. ポロ、ポロ GTI、そして大幅に改良されたID.3の発表に続き、これらはフォルクスワーゲンという巨大な船を立て直すのに十分なのだろうか? 反撃はすでに、確実にはじまっているのだ。

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新車にリースで乗る 【KINTO】
=海外の反応=
「Bセグメントのクロスオーバーじゃん。これのどこがニッチを開拓してるんだ?」
↑「久々に名前がTから始まらないVWのクロスオーバーだ。ワクワクするね!」
↑「良い変化だよ。Tで始まる名前のほとんどは意味すらなしてなかったからな」
↑「その通り、これはT クロスの電気自動車版だ」
「文字通りこれのどこがニッチなんだよ?」

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