「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」にカーアクションはあるのか?

トム クルーズが主演する映画「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」には、カーチェイスを含むアクションが満載だ。


さて、トム・クルーズが繰り広げる、あり得ないような、可能性の域を超えた、ぎりぎりの冒険の7回目に突入した。「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」というタイトルのこの映画では、解決まで多少引き延ばされたとしても、目前のミッションが可能である確率は極めて高いと言わざるを得ないだろう。

しかし、『ミッション:インポッシブル』が現代のアクション映画の多くと異なるのは、何の利害関係もなくただスペクタクルを楽しむことを期待されていないという点だ。映画館に足を運べば、クルーズは "変人"であることが証明されている。それが彼の使命であり、彼はそれを受け入れることを選んだのだ。スタントは、CGIを駆使したいびつなものではない。

とてつもなく危険な男と彼のとてつもなく危険な子分たちによって、世界はとてつもなく危険なものに脅かされているのだ。お決まりの展開だ。クルーズの『M:I』シリーズもそろそろ終盤に差し掛かっている。一人の男がこのストレスにどう対処できるのか?イーサン ハントも、もう1度世界が終わる瀬戸際に立たされたら、哀れな男が1日休みを取れるように、世界を終わらせてしまいそうな印象を受ける。

でも、ここに来る人たちが知りたいのは、クルマについてでしょう?何台か出てくるから期待できる。「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」のカーアクションは、控えめに言って最高だよ。BMWのあからさまなスポンサーシップが少々薄れているとはいえ、内臓に響く。とはいえ、007のジェームズ ボンドの契約上義務付けられたランドローバーをテーマにしたカーチェイスや、トム クルーズが無意味に疾走するのを見るよりは全然マシだ。

イーサン ハントが運転するときは、他のすべての行動と同様、執拗なまでに一心不乱だ。バイクで列車を捕まえるシーンは特に楽しく、このシークエンス全体が、観客の食欲をいかに刺激するかという未来の教科書のような例である。初めてのEVに戸惑うハントを見るのもまた一興だ。おそらく、化学爆弾の解体に忙しすぎて、回生ブレーキを最大限に活用する方法についてのオンライントレーニングに参加できなかったのだろう。

イーサン ハントが向こう見ずな性格であることは、7作目である今となってはよく知られている。彼はこの映画でも、自分の惨めな存在よりもチームメンバーの命を大切にしていることを明らかにしているが(来年の後編で全員が跳ね飛ばされる前に感情的な共鳴を生み出そうとしているのだと考えてほしい)、たまにはシートベルトやクラッシュヘルメットを着用しても、文字通り死にはしないだろう。

この最新作『ミッション:インポッシブル』最新作で何より感じられるのは、関係者全員が大笑いしているということだ。ヘイリー アトウェルやポム クレメンティエフのようなスターたちが、常連の顔ぶれとともに盛大に笑い飛ばし、顔面に衝撃を受けたり、機動隊と正面衝突したりするたびに、今日がこれまでで最高の日であったかのような印象を受ける。だが、トム クルーズは真面目で堅苦しい感じだ。彼が直面した本当に不可能なミッションとは、この映画をとても楽しそうに見せることだったのかもしれない。

=海外の反応=
「オリジナルの『ミニミニ大作戦』では、EVを使わなくても、パワー不足の小型車によるポリスとのカーチェイスを楽しむことができた」
↑「でも、ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEには、ドラマチックな緊張感を導入するためにジュラシックパークは必要なかった」

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