トップギア・ジャパンMCLAREN

マクラーレン セナが買えなかったファンの方、GTRがあるさ

サーキット専用モデル、マクラーレン セナ GTR

サーキット専用モデル、マクラーレン セナ GTR





825馬力以上、F1を除いて最速のセナ GTR

500台限定生産のマクラーレン セナはデビュー前に完売し、トップギア・ジャパン014号でも大きなニュースとして取り上げた。そして、買うことができず、がっかりしているファンに向けて、マクラーレン セナ GTRが生産されるという朗報だ。現在開催されているジュネーブモーターショーで、そのコンセプトが発表されるという。

最大75台のサーキット専用マシンが生産され、価格はおよそ100万ポンド(1.5億円:UK国内税別暫定価格)。マクラーレン セナは公道走行が可能だったが、こちらはサーキット専用モデルだ。

サーキット専用モデル、マクラーレン セナ GTRサーキット専用モデル、マクラーレン セナ GTR

マクラーレン・オートモーティブ最高経営責任者のマイク・フルーウィットは、このマクラーレン史上最も究極のパフォーマンスを持つマシンの生産台数は最大75台で、2019年に英国サリー州ウォーキングのマクラーレン・プロダクション・センターにおいて手作業で組み立てられる、と語った。「サーキットで優れたパフォーマンスを発揮するのが、マクラーレン・ブランドの伝統の根幹であり、今日に至るまで、その事を重要視する姿勢に変わりはありません。サーキット専用のマクラーレン セナ GTRは、セナに比べてパワー、グリップ、ダウンフォースが向上しており、ダウンフォースは最大で1,000kgにも達し、マクラーレン史上最速のラップタイムも記録しています。このマシンを手に入れることのできるごく少数のお客様は、サーキットのグリッドに実際に並ばなくても、レースカーで得られる最上の経験を得ることができるのです」とフルーウィットは話している。

サーキット専用モデル、マクラーレン セナ GTRサーキット専用モデル、マクラーレン セナ GTR

だが、詳細なテクニカルデータは今年の後半に明らかにされる予定だ。トップクラスのサーキット・カーに求められる、コアの強度と剛性を確保するために、マクラーレン セナと同じカーボンファイバー製モノケージIII構造が採用されているマクラーレン セナ GTRは、乾燥重量もセナと同じ1,198kgだ。4.0リッターV8ツインターボ・エンジンが生み出すパワーとトルクは、公道走行が可能なマクラーレン セナの800PSおよび800Nmからさらに向上して、最高出力は少なくとも825PSに増大し、直線でのスピードは「スタンダード」のモデルより速くなる。

サーキット専用トランスミッションと改良されたダブルウィシュボーン式サスペンション、ピレリ製スリック・タイヤがもたらすさらなる効果により、ダウンフォースは最大1,000kgに達する。それにより、マクラーレン セナ GTRは、F1以外では、マクラーレン史上最速のラップタイムを記録することになる。

マクラーレンで最も顕著に現れている「フォルムは機能に従う」というマクラーレンのデザイン哲学は、まさに文字通り、マクラーレン セナ GTRに理想的なプラットフォームをもたらしている。トレッドが広くなり、フロントとリアのフェンダーが新しくなるほか、カーボンファイバー製のボディもよりシンプルになっている。フェンダーと他のエアロダイナミクス・コンポーネントはコックピットに「クリップオン」されているような設計で、簡単にモディファイが可能となっている。マクラーレン GTRコンセプトのフロント・スプリッターは、ロードカーに比べて大きく、フロントのエアロダイナミクス性能を向上させる役割を果たしている。同様に、リアのディフューザーも大きく、長くなり、より後ろまで伸びている。リアデッキは、マクラーレンの中で最も低い位置にあり、エアロダイナミクス性能とクーリング機能を向上させているほか、アクティブ・リア・ウィングの性能を最適化している。ドアのデザインはエアロダイナミクスの効率性を向上させる働きも持ち、外部のパネルがクルマの中央に向かって可能なかぎり「押し込まれる」設計となっているため、エアフローをより理想的な状態に保つことができる。

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また、ロードカーのセナとは異なり、セナ GTRでは、ポリカーボネートの「チケット」ウィンドウが採用されている。マクラーレンのエンジニアリング・ディレクター、ダン・パリー・ウィリアムズは次のように述べた。「マクラーレン セナは、当初より、公道とサーキットの要件すべてに留意して設計されました。そのため、GTRバージョンの開発は最初のプロジェクトを発展させる形となりました。ジュネーブで公開されるマクラーレン セナ GTRのコンセプトは、最終形ではありませんが、このマシンについての我々の思想がはっきりと分かるものです。この考えを通すことにより、長い間なかった、あるいは過去にはなかった究極のパフォーマンスを有する、最も刺激的なドライブができるマクラーレンが生まれることになります」

サーキット専用モデル、マクラーレン セナ GTR

リシャール・ミルとマクラーレンがコラボの限定モデルも楽しみ

マクラーレン・オートモーティブでは、このピュア マクラーレン サーキット・イベント・プログラムの一環として、ワンメイク・レースのシリーズを立ち上げ、マクラーレンのオーナーが少なくともD級の国際免許を持っていれば「アライブ&ドライブ」のパッケージをフルに利用して、570S GT4でレースに参加できるようになっている。

また、ジュネーブモーターショーでは、高級時計のリシャールミルとマクラーレン・オートモーティブが手がけた初の限定版ウォッチが発表される予定で、こちらも楽しみだ。












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